しっかり顔を見て!
講師仲間から聞いた話。ある会社の上司に「部下にあいさつしていますか?」と、アンケートを取ったところ、90%が「している」と答えた。ところが、部下に「あなたの上司は、あなたにあいさつしてますか?」と、アンケートを取ったら、「はい」と答えた人は15%。その差が気になって調べた結果、分かったこと。その職場では、ほとんどの人がパソコンに向かって仕事をしていた。
つまり、上司はパソコンに向かったまま、「おはよう」と言うが、言われた方はあいさつされている気分になってなかった。部下と上司に逆のアンケートを取っても同じ結果になったかもしれない。要するに、相手の顔を見なければ、あいさつされたと受け取られないということ。
この話を聞いて、はっとした。私にも思い当たる場面がいっぱいある。部下があいさつしてくれても、パソコンの画面を見たままの時や、逆のパターンも。確かにこの時は、寂しい気分になる。
親子の場合もひどい。話しかけても、娘は携帯電話ばかり見ている。それどころか、誰かとメールしたままだったりする。でも、彼女が幼い頃は、一生懸命話しかけてきたのに、私はテレビの画面にくぎづけの時もあった。
夫になると、さらにひどい。こちらが話しかけているのに、新聞を見ていたり、パソコンの画面を見ていたり、テレビを見ていたり。テレビを見ながら「お帰り」と言われても、ちっともうれしくない。自分を棚に上げて「こんな夫、別れてやる!」と、冗談で、つい、思ってしまう。
これでは楽しい空気は作れない。やっぱり相手の顔を見て話すことは大切。この機会に、せめて5分でも、相手の顔をじっと見てみて。そしたら、普段、気がつかなかったことに気づくかも。
良いコミュニケーションの基本。相手の顔を見て話すこと。
 |
| 題字・イラスト ながた かず |