懸賞サイトは朝日マリオン・コム-懸賞 プレゼント、懸賞 応募、懸賞 旅行
2008.9.25(木)更新  大谷由里子のココロの元気

大谷由里子のココロの元気 バックナンバー   コラムのトップページ   
  越せない山はない!

 私は研修をしたくて研修の会社を作ったわけでもなければ、先生がしたいわけでもない。1人でも多くの人に思いを伝えたくて、講師という立場で話をさせてもらっている。

 その思いとは、「苦労や不幸がない人生なんて絶対にないし、幸せだけの人生もない。でも、苦労=不幸でもなければ、不幸だけの人生もない。どんな人の人生にも、絶対に山がある。それでも、『死』以外に越えられない山はない。だからこそ、山を少しでも楽に越えられるように、ココロの持ち方や考え方を学ぼうよ」ということ。

 子どもが2歳にならないうちから仕事を始めた私は、夫をはじめ、いろんな人から責められた。「子どもが非行に走ったら、あなたのせいよ」と言われ、子どもに向かって「お母さんが家にいなくてかわいそう」と言う人もいた。それでも、笑ってゴキゲンに仕事するふりをしていたら、世の中にはそれさえ気に入らない人がいっぱいいた。大きな仕事が決まれば「『女』を使って仕事を取っている」、若い子たちと仕事すれば「若いツバメがいるらしい」と噂(うわさ)された。その上、ご丁寧に家族や取引先に告げ口してくれる人も。

 その時は苦しかったけれど、もっとつらいこともいっぱい出てきた。数百万の未収で資金繰りに困ったり、阪神・淡路大震災で売り上げをなくしたり。一緒に働いていた友人の自殺や、部下の突然の失跡、離婚など、山の向こうは山だらけ。

 不幸なのは自分だけだと思っていた。でも、いろんな人に会ううちに、みんな多かれ少なかれ、山を越えようと必死に生きているのが分かった。だったら1人で悩まずに、みんなで山を越えようよ。できれば、平和な時に山を越える技術を持とうよ。それを伝えたくて、5年前から本格的に研修の仕事を始めた。声を大にして伝えたい。「越えられない山はないよ!」

題字・イラスト ながた かず

 大谷由里子/1963年、奈良県生まれ。吉本興業マネージャーを経て、人材活性プロデューサー。「笑い」を取り入れた人材育成が話題に。
 
(2008年9月25日、朝日新聞マリオン欄掲載記事から。商品価格、営業時間など、すべての情報は掲載時点のものです。ご利用の際は改めてご確認ください)
大谷由里子のココロの元気 バックナンバーヘ   コラムのトップページ

asahi-mullion.comトップページへ
サイトマップ | 会社案内 | 朝日マリオン・コムとは | 姉妹メディア | 会員規約 | 個人情報・著作権
asahi-mullion.comに掲載の記事や情報、写真の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。
Copyright 2010 Asahi Mullion 21. All rights reserved. No reproduction or republication without written permission.

懸賞サイトは朝日マリオン・コム-懸賞 プレゼント、懸賞 応募、懸賞 旅行