夢見ることは自由!
ニューヨーク・マンハッタンで夢を追いかける日本人に出会った。そのうちの1人のTくん。彼は中学を卒業して、とび職人になった。20歳を過ぎて、気がついたら大学を出た友人が偉そうにしている。「学歴って、そんなに重要?」。悶々(もんもん)としているのも悔しい。そこで、「起業やビジネスを体で学んでみせる!」とこの街に。
新宿・歌舞伎町のある店でナンバーワン人気ホストだったOくん。30歳を過ぎて、人気も落ちてくる。「どうせなら世界有数の都市で、何ができるかチャレンジしてみよう」ということでニューヨークに。こういう人がいっぱいいた。
45歳の女性。短大を卒業し、証券会社に。バブルを経験して、仕事もそこそこ、遊び中心の生活を送っていた。ところがバブルがはじけたら、リストラの対象になった。悔しいから、コロンビア大学に入り、猛勉強。ニューヨークのIT系の会社に就職した。そこでITバブルを経験したが、それもはじけた。今度はビジネススクール通い、今はウォール街の日系金融会社で働いている。恋もキャリアも手に入れた彼女が言うには「ここでは、やったことが評価される。年俸も自分で交渉。わかりやすくていいよ」。まさにやったもん勝ち。
世田谷区くらいの大きさのこの街に、世界中から挑戦しようとする人が集まってくる。だからなのか「アメリカンドリーム」の話になることが多い。アメリカには、夢をかなえたい人に対し「敷居」がない。共通しているのは、人のせいにしないこと。どうなるかわからないけれど、自分を信じて生きることに一生懸命。
夢の話をいくらしてもいいという雰囲気が、ニューヨークにはあった。これが「アメリカンドリーム」なんだろうか。今の場所から動かない人が多い中、道を切り開くために動いた彼ら。その前向きな姿勢に、ココロの元気をもらった。
 |
| 題字・イラスト ながた かず |