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2008.11.6(木)更新  大谷由里子のココロの元気

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  「助けて」を言おう!

 素直に「助けて」を言うだけで、助かることはたくさんある。でも、ついつい抱え込んでしまって、勝手につらい思いをしてしまいがち。

 先日も、わが社のメンバーから、いつまでたっても必要な企画書が出てこなかった。「いつ、できるの?」と尋ねたら、「今、やっているところです」との返事。「いつまでやってるの?」と言いそうになったけれど、ハッと気づいた。「ひょっとして困ってない? 私も案があるから、ちょっと考えてメールするわ」。彼女が「助かります」と一言。そして、笑顔になった。

 その仕事が終わってから、彼女に言った。「自分だけで抱え込まないで、助けて欲しい時は『助けて』と言えばいいでしょ!」。「本当にそうでした」と、彼女も反省の様子。

 「できません」と「助けて」は違う。仕事を頼んだ時に「できません」の言葉が返ってきた時は怒る。「やらないうちに『できません』はないでしょ。どこまでならできて、何ができないのかを明確にして!」

 でも、やっているうちにできないこと、分からないことが出てきたら、素直に「助けて」と言うことは、とっても大切。すぐに解決することもあれば、一緒に考えて解決することだってあるかもしれない。

 私も含めて、つい1人で抱え込んでしまう。それどころか、説明が面倒で「自分でやったほうが早い」と、人に頼ることや助けてもらうことを勝手に拒否しがち。その結果、いつまでもできないなんてこともよくある。

 時には抱え込まずに、素直に「助けて」を言おう。そして、大切なのは助けてくれた人に感謝の言葉、気持ちを忘れないこと。その分、誰かが「助けて」のサインを出していたら、手を差し伸べる。そんな「思いやりの循環」ってステキだな。

題字・イラスト ながた かず

 大谷由里子/1963年、奈良県生まれ。吉本興業マネージャーを経て、人材活性プロデューサー。「笑い」を取り入れた人材育成が話題に。
 
(2008年11月6日、朝日新聞マリオン欄掲載記事から。商品価格、営業時間など、すべての情報は掲載時点のものです。ご利用の際は改めてご確認ください)
 
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