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2008.11.20(木)更新  大谷由里子のココロの元気

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  仲間にもらうパワー

 気の合う仲間と集まるだけで、元気をもらえることは、たくさんある。ところが、学生時代はしょっちゅう集まっていた仲間も、社会人になるとなかなか会えなくなる。それでも、若いうちは結婚式などで顔を合わすことも。けれど、年を重ねるほど、互いに仕事や家庭が忙しく、あんなに仲が良かったのに疎遠になってしまう。

 やっと顔を合わせられたと思ったら、親や友人の葬式ということも。そこで「久しぶり!」と盛り上がるわけにも行かず、とても寂しい。

 ということで、たまにはパーティーを企画して、わざとみんなで会う機会を作るのも楽しい。何も大宴会は必要ない。少人数でもいい。気の合う仲間と会えば、その都度、元気をもらえる。

 私の父は決して社交的ではなく、友人が多い方でもなかった。けれど、本当に仲の良い学生時代の友人3人と「野郎会」という会を作り、年に4回、持ち回りで店を選んで集まっていた。その何十年の間には入院や海外赴任が原因で、延期や中止になったことも。それでも父は亡くなるまでその会だけは楽しみにしていた。

 私は2年に一回、小学校6年の時の同窓会をしている。20歳代の頃は参加者はかなり減ったけれど、40歳を過ぎると結構集まり出した。かつての担任の先生を囲み、とても楽しい。

 ある70歳の方。「死んでから葬式に集まってもらってもうれしくない」と生前葬をされた。本人が待っているから、代理人が立てられない。親しい人はみな参加。本人が生きているから香典もはずむ。ホテルに約300人を招き、氷でつくった墓石まで。本人は棺おけからハワイアンの格好で登場。本当に親しい人は通夜から付き合わされたらしい。すっかり気を良くした本人は「一回忌も三回忌もやるからよろしく!」。思わずみんな、「もういいです!」と突っこんだ。

題字・イラスト ながた かず

 大谷由里子/1963年、奈良県生まれ。吉本興業マネージャーを経て、人材活性プロデューサー。「笑い」を取り入れた人材育成が話題に。
 
(2008年11月20日、朝日新聞マリオン欄掲載記事から。商品価格、営業時間など、すべての情報は掲載時点のものです。ご利用の際は改めてご確認ください)
 
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