足を引っ張られない
世の中には人の足を引っ張る人がたくさんいる。正面から足を引っ張る人もいれば、梯子(はしご)を上らせておいてそれを外す人も。いろんな足の引っ張り方がある。一番注意しなきゃならないのは、「あなたのためを思っているのよ」と言って、結果的に人の足を引っ張る人。本人が自覚していないだけにたちが悪い。巻き込まれないためにも、自分をしっかり持つことは大切。
私は会社の講師、スタッフを育てようと必死。だから厳しいことも言うし、無理もさせる。だって無理しなければ、絶対伸びない。「厳しすぎる」と言われようが、限界までやってもらう。なぜなら会社がつぶれても、誰も助けてくれないからだ。そのためには一人一人に自立してもらうことが大切だと思っている。
ところが、魔の手はこんな風にやってくる。無責任な人ほど、「そんなに働かされているの」「ほかの会社の方がいいわよ」とささやく。するとココロの元気がない時、人は揺れる。本当にその人のことを思うなら、「今頑張らなくて、いつ頑張るの」くらいの励ましの言葉を言ってあげて欲しい。
私が会社を興した時、「起業なんて大変よ」「子どもやだんなさんがかわいそうよ」と、さも私を心配してくれるふりして、ネガティブな言葉を言う人がいっぱいいた。そんな人に限って私が楽しそうに仕事していると、「あなたは気楽でいいよね」と言った。本当の友人は「私たちの分も頑張ってね」「手伝えることがあったら手伝うよ」と、言ってくれた。彼女たちの一言が、どれほど私に元気を与えてくれたか。頑張りたい人間は、背中を押してくれる一言が欲しいのだ。
私も、人間。時には、他社の人に「ほどほどでいいんじゃない」などという無責任な言葉を言ってしまうことも。そんな時「本気でその人のことを思っているか?」を考えるようにしている。
 |
| 題字・イラスト ながた かず |