現状見つめる覚悟を
08年を漢字一文字で表すと「変」だったが、09年はどうなるだろう。できれば、「楽」とか「明」とか楽しい漢字になるといい。
古いカレンダーをはずして、新しいカレンダーを掛ける時、気分が変わる。多少、つらいことがあっても、元旦になったら、何か良いことがありそうな気がする。
14年前の1月17日、そんな正月気分も抜けないうちに起こった阪神・淡路大震災。あの日から、私は「昨日は、今日を保障するものじゃなかった」「今日は、明日を保障するものじゃない」ということを身をもって体験した。売り上げもなくしたし、お金に追われることも経験した。そして、たくさんの方が亡くなった。私は「人生の中でやり残したことを持って死ぬほどのリスクは無い」と思うようになった。
今年、何が起こるか分からない。大切なのは、何かが起こった時に、その事実をしっかり受け止めて、「これから、自分は何をすればいいのだろうか」を考えられる人間に一人ひとりがなっておくことだと思う。
その時に大切なのは、「覚悟」できているかどうか。しっかり現状を見つめて、動くことができる人間は、必ず生きていける。自分も含めて、私は、そんな人たちをたくさん見てもきた。ある社長は、自分の会社を急成長もさせたし、逆に倒産もさせた。何もかも差し押さえられて、クビをくくろうとも思ったらしい。でも、今は、その時の経験を生かして、コンサルタントの仕事をしている。その彼が言った。
「いざという時は、見えとかプライドなんて持っていても何の役にも立たないよ。大切なのは、『本気で、生きてやろう』と思う気持ちだよ」
09年、何が起こっても、その時その時を前向きに生きて行こうという自分だけは、持っておきたいですね。
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| 題字・イラスト ながた かず |