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2009.1.15(木)更新  大谷由里子のココロの元気

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 イライラを取り除く

 私は良くも悪くも、スピードを求める人間。だからなのか、自分も前倒しで行動するけれど、人にも同じことを求める。だから仕事でも家庭でも「まだできていないの?」「いつできるの?」と問いつめることがある。例えば、早く必要な書類を出して欲しいと待っているのに、他の作業をされているとダメ。「相手の優先順位を考えて」と怒ってしまう。子どもに宿題を片付けて欲しいのにゲームをしていると、「やることやってからにしなさい!」と叫んでしまうこともあった。

 いつも「ココロに余裕を」と言っているのに、まったく余裕なんてなくなっている。さらに「まだ?」とせかす自分が嫌になってくる。それでも、手伝えることなら自分が動けばいいからまだいい。待つしか他に方法がないと、一層ヤキモキするだけ。そんな時、「どうして私をココロ穏やかにさせてくれないのだろうか?」と、思わず他人を責めたくなる。

 その度に自分がイライラしないように、仕組みを作ることにしてきた。子どもに家庭教師を付けたり、短期のスタッフを補充したり。原因を取り除くように、自分なりに工夫をするしかない。あとは「切羽詰まったら、本人が何とかするさ」と、自分が開き直ることも大切。

 早く行動しない人は、待っている人に対しイライラさせているということを自覚してほしい。そのことが待っている人のココロの余裕を失わせるということも。難しいのは、一生懸命やっているのに早く出来ない人。そういう人に対しては、相手がやりやすい状況を作ることが重要。自分が早く出来ないタイプだと思う人は、物事のスタートを他人より早めに設定することをおすすめします。目上の人や上司など「早くして!」と言えない立場の人を待つのは気を使うもの。そんな時は「出来るまでお待ちしております」と笑顔でプレッシャーをかけるのも、一つの手かも。

題字・イラスト ながた かず

 大谷由里子/1963年、奈良県生まれ。吉本興業マネージャーを経て、人材活性プロデューサー。「笑い」を取り入れた人材育成が話題に。
 
(2009年1月15日、朝日新聞マリオン欄掲載記事から。商品価格、営業時間など、すべての情報は掲載時点のものです。ご利用の際は改めてご確認ください)
 
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