思い出で元気になる
もうすぐ「バレンタインデー」。初めて知ったのは、小学2年生の時。当時のわたしは、アメリカ・テキサス州のダラスという町に住んでいた。バレンタインのためのケースを各自が作り、友達どうしで、メッセージカードやキャンディーを入れ合った。「いつまでも友達でいよう」というものだけど、誰からどんなメッセージが入っているか子供心にワクワクした。
小学4年生で日本に帰ってきたら「チョコレートを好きな人に贈る日」になっていた。5年生の時には、ドキドキしながら当時好きだったクラスの男の子の家のポストにハートチョコを入れた。怖くて自分の名前も書けなかったのに、後日、彼のお母さんが、うちの母に「うちの息子、由里子ちゃんにチョコもらったって喜んでいたわ」と言うのを聞いて、恥ずかしくて真っ赤になったのを今も覚えている。なんで、ばれたんだろう?
大学生の頃には、友達と一生懸命に彼のためにチョコレートクッキーを焼いた。社会人になってからは、義理チョコを配る日になっていた。横山やすしさんには、ハート形のボトルに入ったウイスキーをプレゼントしたら「こんなものがあるんか」と、とても喜んでくれた。
いつからか、本命の彼には、「チョコプラス何か別のプレゼント」が、主流になっていた。
そして、今。この時期には普段目にしないたくさんの高級チョコも並ぶ。自分用に買う女性も結構いるらしい。わたしの友人も、自分用に買ってきて1個わたしにくれた。「おいしいチョコって幸せな気分になる」。そう思った。
思い出をたどって行くうちに、その時、その時のココロがよみがえってくる。昔の恋ゴコロを思い出すと若返る。チョコレート売り場に足を運んでみて、「誰に贈ろうかなあ」なんて悩んでみると、もっと楽しい。
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| 題字・イラスト ながた かず |