この原稿で47回目。一年間書かせていただいたこのコラムも今回で最終回となりました。読者の皆さま長い間おじゃましました。
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正直申しまして連載を始めたころは、「一週間にこれぐらいの文字数だから、ま、なんか書くことあるだろう」と思っておりました。ところが、半年ほどでカラカラでした。週いち、47回でカラカラ……。小さい人間であることを学ばせていただきました。たかが週いち47回。がっくりと頭を垂れた私の目に、ある数字が飛び込んできた……。
「芸道45周年・北島三郎特別公演」。新宿コマ劇場のチラシだった。……45?
北島三郎御大は芸道45年。私は連載47回。……ち、近い。かなり近い。
「見逃すわけにはいくまい」
私は脚本家のNAKA雅MURAを誘い新宿へと向かった。そして、あらゆるコネを駆使してプラチナ・チケットをなんとかゲットしたのである。いざ、芸道45周年、集大成の舞台の幕が上がった。
第一部は、田村亮と野川由美子をゲストに迎えての任侠(にんきょう)劇「伊那の勘太郎」。超満員の劇場のあちこちからすすり泣きが聞こえる人情と男気の物語であった。
そして休憩時間。私は本公演限定のグッズ売り場へと走った。「45周年記念アポロキャップ」と「写真付き色紙」をゲット。
第二部は「北島三郎大いに唄(うた)う」だ。すごい。圧巻とはまさにこのことであろう。デビューから45年、珠玉のヒット曲の数々を魂込めて歌い上げるその姿と歌声に涙が止まらない。そして怒涛(どとう)のフィナーレ……。
「飛んだ! サブちゃんが飛んだ!」
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興奮を冷ますため、新宿二丁目のなじみの店でビールを呷(あお)った。ママがヤキモチ焼いてこう言った……。
「私だってゲイ道45年よ」
う〜ん。精進、精進。