「美しい夜、残酷な朝」っていう、ちょっと覚えにくいタイトルの映画を知ってますか? その映画が今、六本木でひっそりと上映されているのですが……。単純に表現しますと日本、香港、韓国で製作された短編ホラー3本立て、いわゆるオムニバス映画ってやつです。
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「知ってました?」
「もちろん」
お、そう答えたあなたは、ただいま絶好調の韓流ファンですね。もしくは、よほどの映画好きという奇特なお方です。
「知らないよ、そんなの」
うん。そう思ってるあなたが普通です。だって、「あまりに美しくて残酷な映画だからひっそり上映しようぜ」って作戦でしたから。にもかかわらず、前売り券が売れまくってしまったようです。その原因は、韓国四天王のひとり、イ・ビョンホンが韓国篇(へん)の主役だからだと推測できます。おありがとうございます。韓流様様。
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なぜ私がお礼を言っているかといいますと、その中の1本、「BOX」が私の作品だからです。出演は長谷川京子。そして、渡部篤郎。ね、美しい組み合わせでしょ。静かで恐ろしい愛の映画です。順次、全国の劇場で公開されると思いますので、ぜひご覧になって下さい。で、なぜこれほどまでに宣伝させていただいているかと申しますと……。
「私のビョン様になんてことするの!」とお客様がパニクる前に、香港篇を観(み)ておばさまひっくり返る。という劇場の雰囲気をみなさんに味わっていただきたいなと思ったからです。スクリーンと客席の反応を合わせて楽しんでいただける作品なのです。ベネチア映画祭でも東京国際映画祭でも劇場が震えてました。いや〜、映画ってナメてかかると火傷(やけど)しますね。それが怖いなら、NHKのドラマでも観て泣いてましょう。