明日から新しい作品の撮影が始まります。
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「うぅ、困った。どうしよう」
どう撮ればいいんだ明日のシーン、という感じを楽しみながらこの原稿を書いている次第です。
「うぅ、困った。どうしよう」
あ、これはこの原稿のことです。何を書けばいいのかと悩んでいるわけです。
「うぅ、困った。どうしよう」
ま、この「困った」はプライベートなことなのでここには書けませんが……、「とにかくどうしよう」って不安で私の心はパンパンです。ま、大体クランクイン前日の映画監督ってこんな感じだと思います。でね、私の場合どうするかというと、……寝るのです。「ちりめんじゃこ」をつまみに「チューハイ」飲んで寝るのですよ。するとね、あっと言う間に朝が来て明日が今日になってるわけです。すると、あ〜ら不思議、「よっしゃ! 俺(おれ)に任せろ、何でも来い」となるわけです。
つまり、「明日や明後日はどうなってしまうか分からんが、今日一日ならなんとか自分の力で生き抜けるぜ」って感じです。今夜は独りだが、明日になればスタッフと役者がいる。目の前に、闘わなければならない敵が現れるのだ。彼らはプロだ。すべてを納得させて血を沸かせ、今まで以上の力を引き出す。それが監督の仕事ってもんだ。
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「やったろうやんけ。100本以上の作品で主役を務めてきた哀川翔に、『この作品に出てよかったよ』と言わせたろうやないか」
そう、敵は哀川翔だ。手ごわい。しかし負けても納得できる敵に恵まれた私は幸せ者なのだろう。そして本当に私が傷ついた時、彼は「いいんじゃないの監督。明日は明日の風が吹くって。ま、飲もうよ」。
そうだ。そうだよね。だから今夜はチューハイ飲んで寝よっと。