強烈な寒気団の波状攻撃に日本列島が凍えている。仕方ない。こうまで冷え込むと電気毛布だ。
「私、あんまり寒いと電気毛布の中で冬眠します」
すごいだろ。これは人類としてはちょっと珍しい生態だぞ。これはその実態を赤裸々に描いた戦慄(せんりつ)のドキュメントである。
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レースのカーテン越しに冬の光がまぶたを青く染める。冷たい。
「ちっ、朝か……」
電気毛布の中で目覚めた私は、恐る恐る左手を毛布の外に出してみる。
「うっ、寒い……」
すき間からヌクヌクが逃げ出さないように慌てて左手を帰還させる。
「大丈夫か、左手さん。凍傷になってないかい」
優しく声をかけ、温かい右手で包んでやる。……そして、私は決意する。
「お腹(なか)が痛いから今日は休もう」
これは嘘(うそ)だ。お腹なんて痛くない。しかし、せっかく生まれたヌクヌクを守ってあげたいという思いが、私に小学生並みの嘘をつかせたのだ。……罪悪感。
「私は、ダメな人間だ」
ますます動けなくなる。グッタリだ。目覚めたばかりなのに疲れ果てている。……でも、ちょっとお腹が空いた。いや、待て。お腹が痛いから休むと言ったばかりなのに、これでは嘘がばれる。どうしよう。あぁ、私はなんて小さいんだ。ますますグッタリ。
「こんなに傷ついた心では何も、何も書けない」
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で、今回このコラムはお休みです。どうだ。年明け第1弾からこの有り様だ。それでも地球は回ってる。春よ来い。で、温暖化でまたグッタリ……。やっぱ地球は狂ってる。やばいぞ人間。
「そうだ。ゴミの分別ぐらいはしっかりしなきゃ」
私は、やっとのことで電気毛布から脱出したのであった。よし。今年はがんばるぞ!