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2010.9.6(月)更新  東京湾ぷかぷか探検隊
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ぷかぷか探検隊
第11回 嫁に喰わすな秋サバは!
探検隊プロフィール
森沢明夫
森沢明夫
(書き手)
作家。1969年、千葉県生まれ。ノンフィクション「ラストサムライ 片目のチャンピオン武田幸三」で、第17回ミズノスポーツライター賞優秀賞を受賞。小説 「海を抱いたビー玉」は韓国でも人気を博し、「津軽百年食堂」は2011年春に映 画化が決定! 近著の「永遠のサッカー小僧 中村憲剛物語」もヒット中♪ 他 にも著書多数。B型、乙女座、ヒゲ、マッチョ♪ オフィシャルブログは、
http://blogs.yahoo.co.jp/osakana920
うぬまいちろう
うぬまいちろう
(描き手)
リアルからヘタウマまで!21の多彩なタッチを使い分ける天才?イラストレーター。1964年、川崎生まれ。ライター、フォトグラファー、ドラマーという顔も持ち、スカイパーフェクTV、つりビジョンにレギュラー番組を持つ天然パラノイア。著書に、廣済堂出版『新日本疑似餌紀行』、山と渓谷社『トラウト&サーモンのルアーフィッシング』他がある。B型、牡牛座、ヒゲ&メガネのプチ・マッチョ♪
http://www014.upp.so-net.ne.jp/ichiro_web/
ある晩、うぬまさんから電話が入った。

「森沢くん、いまサバが入れ食いだってよ。
すっげー釣れるらしいから、行こうよ!」

秋に釣れる東京湾の新鮮なサバは、
目が白黒するほど美味い。
「いくいくぅ〜!」
ぼくは〆切間際の原稿をポイポイっと放り投げて、
翌朝早くからひょいひょいと
八景島のマリーナへと飛んでいったのである。

天気は快晴♪

「うぬまさん、おはよーっす!
んじゃ、さっそく、イキマショウ♪」
と、ぼくは何十年も前のCMにあった
エマニエル坊やの真似をして
船に乗り込んだのだが、しかし、船長のうぬまさんは
出船してすぐ、マリーナのすぐそばの浅瀬で船を停めて
イカリを下ろしてしまったのである。

「ん? サバは?」
首をかしげたぼくに、うぬまさんは無言のまま
シュノーケルと水中マスクと足ヒレと、
そして錆びついた金属のヘラを差し出した。
「な、何スか、コレ……?」
「奴隷であるキサマには船底掃除を命じる。
船底がキレイになったら釣りをさせてやろう」

オーマイッ! ぼくは頭を抱えた。

や、やられた……。
潜りが得意なぼくに、船底にびっしりついた
フジツボはがしを手伝わせようという魂胆だったのだ。

でも、口惜しいけれど、
船がすいすい動かないことには
今後の釣りも楽しめないのは事実なのだ……。

「奴隷1号、飛び込め〜っ!」
ボシャン!

というわけで、ぼくとうぬまさんは、
2時間もかけて、船の底をガリガリと
金属のヘラでこすりまくったのであった。
予想外の、とんだ重労働である。

アナゴの特徴


につづく)

 
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