「チア」には、ダンスのみで組み立てるチアダンスと、アクロバットな動きもあるチアリーディングがある。「チア」という名前はつくものの、全くの別物だ。スポーツの応援団の印象が強いが、最近、チア自体が競技として注目されるように。高校生や大学生の部活動だけでなく、老若男女が幅広く楽しんでいる。
早稲田大学の「ショッカーズ」(http://shockers.s76.xrea.com)は男子のチアリーディングチーム。同大4年の狩野洋平さん(22)が入学してすぐに立ち上げた。当初は「男がチア?」などと言われたりしたが、大学1年の秋、学園祭で演技を披露したところ、1万人もの観客を魅了。「第二のウオーターボーイズ」などと話題になった。
「最初はウケねらいもあったけど、人を持ち上げたり飛ばしたりするアクロバティックな部分などに、スポーツとしてのおもしろさを感じた」と狩野さん。現在、部員は30人を超えた。ほかの大学にも、男子チアチームができる動きがあるという。
中高年女性の間でも人気だ。先駆けは「Japan Pom Pom」というチアダンスチーム。11年前に横浜市の滝野文恵さん(75)が立ち上げた。入会資格は55歳以上。平均年齢は64歳を超え、最高齢はなんと75歳。今では希望者が殺到し、オーディションを行うほどだ。
都内に住む阿部澄代さん(63)は8年前、新聞記事でチームを知り、入会した。ダンスはほとんど未経験だったが、今ではシニアチアチームの選抜メンバーで結成された「チームジェスカ」の主将を務めている。
「私ぐらいの年齢の主婦が日ごろ味わえない感動や達成感を、チアでは味わうことができる。年をとることが怖くなくなりました」
問い合わせは、日本シニアチア協会(http://www.jsca-net.com)。