「水の上を歩けたら」。こんな願いを実現できるのがウォーターボールだ。子どもの身長をはるかに超える大きなビニール製ボールの中に入って水上を歩く。
ウォーターボールは大きなビーチボールのようなもの。ファスナーつきで、人が中に入って専用機で一気に空気を入れる。空気がいっぱいになってファスナーを閉めれば、もう水が入ってくる心配はない。洋服のままでOK。とがったもので裂かない限り、破れない耐久性が確認されている。空気穴はないが、30分程度までは酸欠にはならない構造。実際は、指導員の監視のもと、10分程度で終了する。
このウォーターボールがスポーツとして進化したのが「ウォーターダッシュ」という競技。2人のプレーヤーのそれぞれの陣地の真ん中にラインを引く。一斉にそのラインを目指し、ぶつかり合って、より相手の陣地に追い込んだほうが勝ち。水上を歩きやすいよう、この種目に使うウォーターボールは、表面に水をとらえるたくさんの丸いくぼみがある。ゴルフボールのイメージだ。
ウォーターボール発祥の地はイタリア。中国でも普及している。プールのほか、波のない湖などに囲いを作ってその中で楽しむ。日本に入ってきたのは今年2月と、まさにホヤホヤのレアスポ。体験会をやると、初めての水上体験に子どもも大人も大はしゃぎだが、体重が軽い分、子どもの方が上手にスイスイと歩けるようだ。
大阪市の久米洋平さん(25)は「バランスをとるのが難しいので、走ってはコケ、また立ち上がっては必死に走る。意外と運動量が激しいんです」。もちろん、楽しみは走るだけではない。「湖なら水中をのぞくこともできます。寝転んでプカプカ浮かぶと、でっかいウオーターベッドみたいで、本当にリラックスできますよ」
問い合わせは日本ウォーターウォーク協会(TEL06・6478・7707、http://waterwalk.net)。