アイスホッケーの体育館版、フロアボール。アイスホッケーのような激しいぶつかり合いなど危険なプレーを禁じていて比較的ケガが少ないが、シュート時のボールは、時速140キロ近い速度がでるなど意外に迫力がある。
リンクは40×20メートルと、バスケットボールコート2面分より広い。長さ約1メートルのプラスチック製のスティックと直径約7センチで中が空洞になっているプラスチック製のボールを使い、得点を競う。20人のチーム対抗で、一度にリンクに出るのは、フィールドプレーヤー5人とキーパー1人。ゲーム中は自由に選手交代でき、1ピリオド20分で3ピリオド。防具をつけるのはキーパーのみだ。
米国でアイスホッケーの陸上訓練から生まれ、特に北欧で盛んに行われている。日本の競技人口は300人ほどだが、スウェーデンではサッカーに次ぐ人気だ。
肩と肩以外で相手を押したりぶつかったりする乱暴なプレーには2分の退場を課されるなど、厳しいルールがある。今年5月の女子世界選手権で監督を務めた吉野貴順・駿河台大教授は「力だけではゲームが成立しないスポーツ。ドリブルやパスの技術や戦術の比重が大きい」という。
同大でフロアボールをプレーする増子晴信さん(20)は、「体験入部の時からゲームする楽しさを感じた」と話す。よりよいプレーには「声をかけ合うこと。あとはハートかな」
ゴール裏のスペースも使えて、攻守の切り替えもないため、見ているとかなりのスピード感がある。瞬発力も必要なので、体力に応じて楽しみたい向きには、生涯スポーツのユニバーサルホッケーやユニホックもある。どちらもリンクがフロアボールの半分で、キーパーがいないため、小学生から高齢者まで、習ってすぐにゲームの楽しさを味わえる。
問い合わせは、日本フロアボール協会(http://www.floorball.jp)。