スポーツの秋。晴れ渡った大空の下、フライングディスクを飛ばして遊ぶ人も多いだろう。このディスクを使い、2チームが対抗する競技が「アルティメット」だ。
日本フライングディスク協会によると「アメリカンフットボールとバスケットボールを、足して2で割ったようなスポーツ」。各チーム7人が、アメフトのように攻撃側と守備側に分かれ、ディスクをボール代わりに得点を競う。途中はパスでつなぐが、ディスクを手にしたプレーヤーはその場からは動けず、体の向きを変えるには、軸足を動かさない「ピボットターン」をする。タックルなど体に当たることは違反で、相手チームからディスクを奪うときは、空中でカットする。これらのルールはバスケットボールに似ている。
1968年、米国の高校生が駐車場でフライングディスクを使ってゲームを楽しんだのがきっかけで、誕生した。そのときの駐車場が110×37メートルだったことから、アルティメットの公式コートはこのサイズに(現在は100×37メートル)。
日本に入ってきたのは70年代。若者向け雑誌「ポパイ」がアメリカ西海岸のスポーツ特集の中でフライングディスクを紹介したことから人気に火がつき、その後協会が設立されて、競技としてのアルティメットの普及活動が始まった。
埼玉県北川辺町に住む深野愛さん(27)は大学時代、「新しいスポーツをしたい」と、アルティメットのサークルに入部した。バレーボールやバドミントンの経験はあったが「広いコートを走り続けるのは本当にきつかった。でも、色々なスポーツの要素を体験できるおもしろさに夢中になりました」。今は社会人クラブチームで活躍、昨年の世界クラブチーム選手権では優勝に輝いた。
問い合わせは、日本フライングディスク協会(http://www.jfda.jp、TEL03・3694・4150)。