アイスホッケーは「氷上の格闘技」と呼ばれる激しいスポーツ。そのゲームのおもしろさはそのままに、だれでも気軽に挑戦できるのが「ブルームボール」だ。
スケートではなく専用のスニーカーをはき、ブルームと呼ぶ専用スティックに、パックではなく直径15センチのゴムボールを使う。基本ルールはアイスホッケーと同じ。目の前に来たボールを味方にパスし、ゴールにたたき込めば得点になる。
スケートができなくてもゲームに参加でき、ルールはシンプル。何度でもメンバーチェンジができるので、年齢や性別にかかわらず楽しめる。
キッズクラスでは4歳の子も楽しんでいる一方で、世界大会には76歳のゴールキーパーの姿も。グループ球技では珍しい、男女混合の試合もある。やってみるとハードだが、あらぬ方向に滑ったり、空振りしたり。見た目にはコミカルな面もあり、イベントでは盛り上がるという。
1900年初頭のカナダで「アイスホッケーごっこ」から生まれたとされる。その後、独立したスポーツとして、カナダや北米、ヨーロッパの各地で楽しまれてきた。91年からは世界選手権も開かれている。日本には、80年代初めにカナダ大使館を通じ、東京・日比谷シティの屋外リンクで紹介された。また、84年に北海道・サロマ湖であった氷上イベントで紹介されたのをきっかけに、北海道のオホーツク地方で愛好されている。
世界協会は2010年バンクーバー冬季五輪の公式種目を目指して活動中だ。北見市の細坂賢一さん(48)は「実現すれば50歳にしてオリンピック選手になれるかも。気軽でだれでも楽しめるけれど、世界ともつながっていて、大きな夢を見ることができるんです」と期待に胸を膨らませている。
問い合わせは日本ブルームボール協会
(TEL0157・26・9879、http://www8.plala.or.jp/broomball)。