ハニカミ王子こと石川遼選手の活躍で、ゴルフにあこがれる子どもたちも増えたのでは? 一方で「大人のスポーツ」「難しい」の印象もまだ強い。「スナッグゴルフ」は子どもも初心者も気軽に楽しめる。
クラブは2本だけ。ショットには「ランチャー」、パターのようにボールを転がすのには「ローラー」を用いる。ランチャーを使うときにはゴム製マット「ランチパッド」を敷くため、コンクリートなどの床でもプレーでき、芝生の場合は傷つけることがない。ボールは、テニスボールより一回り小さく表面が毛羽立っている。このボールをカップの代わりの「スナッグフラッグ」にくっつけることで一つのホールが終了する。
初心者にもゴルフの楽しみを体感できるようにと、米国の元ツアープロが開発した。「○○ゴルフ」という名のスポーツはたくさんあっても、多くはゴルフと似て非なるもの。スナッグゴルフは道具こそ専用のものを使うが、道具の使い方やルールはゴルフとまったく同じだ。楽しみながら正しいグリップやフォーム、ルールを身につけることができる。
日本では、男子プロゴルフツアーが全国約150の小学校に寄贈したり、日本ゴルフツアー選手権と同時期、同会場で子どもの全国大会を開催したりするなど、普及が進んでいる。千葉県成田市立加良部小学校では、2、3年生の希望者約30人が、授業が始まる前の朝の時間に練習に励んでいる。覚えが早ければ1時間ほどで、大体は1週間もすれば上手に打てるようになるという。澤田安男校長(56)は「ゴルフを通じて、子どもたちが家族や地域の人々と交流できれば。ゴルフの楽しさに目覚めてくれる子がいたら、2、3年後に全国大会出場を目指したい」と話している。
問い合わせは日本スナッグゴルフ協会(TEL03・5858・6901、http://www.snaggolf.jp)。