割りばしを組み立てて輪ゴムを飛ばす「輪ゴム鉄砲」。子どものころに楽しんだ遊びが、2000年に競技になった。狩猟を趣味にしている会社員の中村光児さん(49)が個人のホームページを作成した際に、日本ゴム銃射撃協会を発足し、輪ゴムを飛ばす自作の銃と独自のルールを公開したところ会員が集まった。協会には現在、4歳から89歳まで約1700人の会員が在籍し、海外にも支部がある。
競技は、縦4センチ×横3センチ、重さ20グラム以内のマッチ箱大の標的を撃つ「マッチボックス」、縦5ミリ×横1センチ×高さ5ミリでハエに見立てた小さな標的を撃つ「フライシュート」、1.2メートルの高さにぶら下げた5円玉大の円盤を撃つ「コインペンドラム」の3種類。銃の先端が標的からそれぞれ1.6メートル、1メートル、1.2メートル離れたところから撃つ。
マッチボックスは1ラウンド5分以内に5個の標的を5発中命中した数で5ラウンド競う。フライシュートは1ラウンド30秒間に5標的で、5ラウンド行う。ハエ撃ちをイメージしていることからスピードと正確さが必要。何発撃ってもよいが、命中は2点、外れるとマイナス1点で減点になる。コインペンドラムは1ラウンド1分以内に揺れ動く標的に何発命中できるかを3ラウンド行い、競技会では3種目の合計点で競う。協会では人や動物に向けて撃つなど危険な行為を厳禁としている。
「標的を撃つおもしろさとともに、自分で作った銃で競えるのが魅力」と中村さん。使用する銃は大きさ、重さの規定はあるが、素材は自由。加工しやすい木材、金属が主流だ。競技会は、銃の長さやゴムのかけ方を工夫した自作の銃を披露しあう場にもなっているという。同協会は5月1日から6日まで東京・日本橋の高島屋で開かれる「熱中生活フェスタ」でゴム銃の展示会などを予定している。
問い合わせは同協会(http://www007.upp.so-net.ne.jp/jrbgsa/syagekitop.html)。