見た目はスケートボードにそっくり。だが、スケボーが4輪なのに対し、「Tボード」はウィールと呼ばれる車輪が前後に二つあるだけ。乗るときの体の使い方、滑走感覚とも、スケボーよりもむしろスノーボードに近く、「アスファルトの上のスノーボード」とも言われている。
スケボーを4輪の自動車にたとえるなら、Tボードは2輪のオートバイ。体を傾けることで、より切り込んだカーブを描くことができる。安定感がないような印象も受けるが、自転車と同じで、コツとバランス感覚をつかめば、子どもでも乗りこなせるという。まるでゲレンデを滑っているような感覚も2輪だからこそ実現できた。
アメリカ生まれ。商品化は2001年と歴史は浅いが、カナダとアメリカのオリンピックスノーボードチームもオフシーズンのトレーニングに公式採用するなど、プロスノーボーダーたちから支持されている。
ストリートスポーツとしても世界中に広まりつつあり、日本には04年に上陸。現在、全国各地で試乗会が行われている。
スノボーだけでなく、サーフィンのトレーニングとして楽しむサーファーも。また、回転したりジャンプしたりするトリック(技)をすることもでき、スケボーの進化系としても楽しめる。
スノボーが趣味だった栃木県那須烏山市の小田戸昌孝さん(28)は、結婚などでゲレンデで滑る機会が減っていた。そんなとき、インターネットでTボードを知り、早速購入。最初に乗ったときの感想を「アスファルトが雪に感じられ、本当にびっくりしました」と振り返る。一番の楽しみは坂をカーブを描きながら下るときのスピードと爽快(そうかい)感で、「夏でもまるで雪山にいるような錯覚に陥ります」と話す。
問い合わせは、日本Tボード協会(ティアニーライズジャパン内、TEL011・631・2700、http://www.tierneyrides.jp)。