「ペイントボール」は、水溶性食用インクが入った直径17ミリのゼラチンカプセルを、相手チームのプレーヤーに向け発射しながら、敵陣内にある旗を奪い合うゲームだ。
フィールド内に設置された大きなバルーンやタイヤといった障害物に身を隠し、攻撃をかわしながら攻めていく。ルールは雪合戦に似ているが、「マーカー」と呼ばれる器具で撃ち合うため、サバイバルゲームのようにも見えるスポーツだ。
ペイントボールが命中し、割れて中のインクが付着したプレーヤーはフィールドから退場しなければならない。人数が減れば旗を奪える確率が減るので、チームワークが重要になる。
1981年、米国の農場で、酪農で牛などにマーキングをする「ネルスポットガン」という器具を使って遊んだのが始まり。今では、競技人口は世界で1600万人を超え、欧米では世界大会が開かれるほど人気が高い。
ペイントボールに入っているインクは主に食品添加物から作られていて、カプセルも食用に使われるゼラチンなので、顔に当たって口に入っても安全。インクもカプセルも環境に無害なものを使用している。当たると多少痛いが、ゴーグルやプロテクターを装着するため、ケガをするほどではない。
国際大会にも出場する名古屋市の須藤康子さん(41)は、8月のアジア大会に向け練習を重ねている。体力がある若い男性選手が先陣を切って攻め込んでいき、須藤さんは後方から援護射撃をする、という具合に、それぞれが役割分担をしてゲームを作っていくという。
「男女や年齢による区分はないので、体力がない女性でもシューティングの技術などを磨けば活躍できます」と須藤さんは話す。
問い合わせは、日本ペイントボール協会(TEL052・601・1245、http://www.npojpa.net)。