「ゾーブ(Zorb)」の「z」はニュージーランド、「orb」は球、球体といった意。ニュージーランド生まれのニューアトラクションスポーツで、硬質ビニール製の巨大なボールの中に入って、斜面を転がり落ちて楽しむ。
ゾーブは、中に水を入れる「ハイドロゾーブ」と、体にハーネスを装着して固定する「ハーネスゾーブ」が主流。ハイドロゾーブは座った状態で転がすと水によって体がすべるため、ウオータースライダーに乗っているような感覚を体験できる。一方、ハーネスゾーブは体をゾーブに固定するため、ゾーブとともに中の人間もぐるぐる回る。こちらは絶叫マシーンのイメージに近い。ハイドロゾーブは、水を入れずに平地を転がる楽しみ方もある。海外ではほかに、ちくわのような円柱状の「ジリンダーゾーブ」や、雪上で楽しむタイプのゾーブもある。
ニュージーランドの企業が1997年に開発し、世界20カ国に広まっている。日本ヘの上陸は2002年。国内では現在、イカワエックスパーク(徳島)と芦北海浜総合公園(熊本)の2カ所で体験できる。本国でも日本でも、ハイドロゾーブの方が主流だ。
転がるときの時速は約20キロ。人が入る部分の外側は空気の層で二重構造になっており、激突などによる事故やケガを防ぐ。入っている時間は1回30秒程度なので、窒息の心配もないという。
熊本県在住の黒田美保子さん(28)は、地元の公園でハイドロゾーブに挑戦した。「思ったよりも弾むし、ひっくり返って方向はわからなくなるしで、スリル満点。その上、全身びしょぬれになって笑っちゃいました」と振り返る。この公園は海水浴場が近いので、「夏になったら、海水浴のついでに水着で楽しんでみたいですね」と話している。
問い合わせは、ゾーブジャパン(TEL092・935・1801、http://www.zorb.jp/about.htm)。