映画やアニメでも話題のカンフー。その型を基本に、音楽に合わせて舞うように体を動かすのが「リズミック・カンフー」だ。
「カンフー」はそもそも、中国武術の総称として世界に広まった。東洋には古くから「心身一如」(精神と身体は相互に関連している)という考え方があり、カンフーも、技の向上だけでなく、そのときどきの心身のかかわりを重視している。
リズミック・カンフーは1984年、これら東洋文化に脈々と流れる「武術の粋」と、日本文化の「武道精神」、さらに世界の「音楽」が一体となって、東京で生まれたフィットネスだ。リズミック・カンフーの動きの多くは武術の型からきている。
カリキュラムは(1)視線を定めることで精神を安定させ、集中力を養う「見(けん)」(2)体を自然に伸ばし美しい姿勢を身につける「伸(しん)」(3)安定した下半身と動きを目指す「着(ちゃく)」(4)呼吸をトレーニングする「息(そく)」の四つをテーマに構成されている。これらを身につけることで姿勢と呼吸、体のバランスを改善し、心と体の調和を目指す。
基本の型を組み合わせて動くのが「演舞」。音楽にのってリズミカルに、流れるように動く様は本当に踊っているようだ。
「動きの方向に顔と目を向け、常に相手をイメージしながら演じることが大切。いきいきとした動きが身につき、集中力が高まります」と、リズミック・カンフーの生みの親である、創師の岸俊和さんは話す。
東京都練馬区の岩藤佳代子さんは「汗をかく習慣がついて代謝がよくなった気がします。何より音楽に合わせて動くのが楽しい」と話す。始めてまもなく2年、「おなかや背中がすっきりして姿勢がよくなったみたい」と、フィットネス効果を実感しているようだ。
問い合わせはリズミック・カンフー本部(TEL03・3780・2474、http://www.rkw.org)。