サッカーの基礎練習などでするボールリフティングが、よりテクニカルに、芸術的に進化した。それが「フリースタイルフットボール」だ。
足だけでなく、頭、肩、胸やおなか、背中など、手以外を使ってボールを操る。通常のリフティングのように立って行う「スタンディング」のほかにも、ドリブルを応用した「グラウンドムーブ」、地面やいすに座ってする「シッティング」など、技やスタイルはさまざま。さらに、頭の上にペットボトルを載せ、またその上にボールを載せるなど、道具を使ったトリックもある。
日本のフリースタイルフットボールの第一人者、Marco.さん(30)は「プレーヤーの自由な発想を、サッカーボールを使って自由に表現する。『フリースタイル』と呼ばれるのはそのためです」と話す。
ヨーロッパや南米など、サッカーが盛んな地域では、公園やストリートなどで自然と楽しまれてきた。日本でもサッカー選手らを中心に広まり、ひとつのスポーツとして確立されつつある。最近では、見る者を魅了する数々の華麗な技で、エンターテインメントとしても注目を集めている。
ボールを自在に操るためには、ボールを「面」ではなく「点」でとらえる正確さが必要という。その的確さを追求するボールタッチや集中力はサッカーの試合でも生きてくるため、サッカーが上達したい人や子どもたちにうってつけ。ボールさえあれば気軽に楽しめる上、全身を使うので、何か運動を始めたいという中高年にもオススメだ。
Marco.さんは「サッカーとお互いにいい影響を与え合いつつ、サッカーの域を超える新たなジャンルを目指していきたい」と意欲を語る。
問い合わせは日本フリースタイルフットボール協会(http://www.jffa.jp)。