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2007.4.24(火)更新  品川食堂/野菜いためて四半世紀


野菜いためて四半世紀

 僕は、母親が働いていたので子供の頃から自分で料理を作っていました。特に肉野菜炒(いた)めは、毎日のように作っていました。一人暮らしを始めたときは、肉とジャンクフードが大好きだった僕にとって唯一野菜を食べる料理、それが野菜炒めでした。そういうワケで、僕は野菜炒め歴25年のベテランです。そんな僕からおいしく作るコツを伝授します。

 中華屋さんで食べる野菜炒めは、野菜がしゃきっとしているのに、家庭で作るのは野菜の水が出てベチョっとしていませんか。ベチョっとさせないのには、ちょっとしたコツがいります。野菜を熱湯でさっと湯通しすることです。まず、ごま油で豚のバラ肉を炒めます(小麦粉をまぶして揚げるとより一層おいしい)。そこに湯通ししたお好みの野菜を加えて塩、コショウ、しょうゆ、そしてXO醤(ジャン)を入れてさっと炒めれば、「野菜のしゃきっとした野菜炒め」の完成です。XO醤は、入れると入れないとでは味が全然違います。XO醤は絶対に一家に1本です。

 焼きそばも同じ要領で作りますが、味つけに一工夫。市販の焼きそばの麺(めん)を料理酒かビールで炒め、付属の粉末ソースを半分だけ使い、代わりに広島のお好み焼きソース「オタフクソース」を入れ、さらにXO醤を入れちゃいましょう。そうすると一味違った味わいになって超おいしいです。ついでだからもう一つ。塩焼きそばを作るときに、ごま油でニンニクとタカノツメを炒めて、1回お皿に取り出してから麺を加えると、ぺペロンチーノ風になりますよ。

品川食堂
 品川 祐(しながわ・ひろし) 
 72年生まれ。東京都出身。お笑いコンビ「品川庄司」のボケ担当。著書に小説「ドロップ」がある。

(2007年4月24日、朝日新聞マリオン欄掲載記事から。商品価格、営業時間など、すべての情報は掲載時点のものです。ご利用の際は改めてご確認ください)


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