asahi-mullion.comのロゴ
トップページ  ■サイトマップ  ■検索ページ

バックナンバー
北千住(2) 飲み屋横丁へ

 旧日光街道・宿場町通りは西口駅前通り(きたろーど1010)を渡れば、本町センターという名の商店街になる。
 この商店街のにぎわいがいい。履物屋、甘味屋、つくだ煮屋、豆腐屋、いずれも下町の商店街に、なくてはならぬ店がそろっている。
 中華そばとジャズといったユニークな店もある。店内には、落語家の立川談志師匠や亡くなった古今亭志ん朝の色紙がかかっている。

 路地の植え込みの緑が散歩本能を刺激する。これも旧日光街道の歴史の余韻なのかもしれない。
 日はまだ高い。時計を見ると4時前。しかし、少し歩き疲れたし、ノドもかわいた。週末の散歩日は無礼講の日でもある。3時半からやっている居酒屋をめざす。

明るく入りやすい千住の永見。評判を聞いてやってきた若いカップルが待っていた 
(写真・横田正大)

 西口を出てすぐ左、線路と並行して走る横丁、ときわ通り(通称・飲み屋横丁)入ってすぐの千住の永見がお目当て。明るいうちからこの店の2階の座敷に陣取り、ジョッキで祝杯となると、散歩冥利(みょうり)につきる。
 永見の手前、「のみ横」に入ってすぐ右の関西風串揚げ・天七もいい。こちらは4時開店。揚げた後の油のキリがいいのか、野菜に限らず、豚や牛でもさっぱりとした食感。皆、立ち飲みで、雄々しい(?)飲みっぷり。近くに、座席のある分店もある。

 3時半や4時の開店で驚いてはいけない。永見の先、左側の幸楽は、昼の12時の開店。常連にとっても頼もしい居酒屋というべきだろう。

 この「のみ横」、日が落ちてネオンが輝くころとなると「殿方御用達」風の店が目立つようになるが、別に強引な客引きなどはいないよう。
 横丁をさらに進むと、「おや、こんなところに」というような、若者も喜びそうな立ち飲み屋・虎やがある。両出口が道に面しているので、店内を千住の光と風が通る。

→ 北千住(3) 蔵めぐり へ

坂崎 重盛 (エッセイスト・題字も)




2004年7月7日付 朝日新聞(東京本社)「マリオン」から

asahi-mullion.comトップページへ
サイトマップ | 会社案内 | 広告募集 | 問い合わせ | プライバシー | 著作権 | リンク
asahi-mullion.comに掲載の記事や情報、写真の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。
Copyright 2010 Asahi Mullion 21. All rights reserved. No reproduction or republication without written permission.