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2005.4.14(木)更新 ストリートストーリー
 
丸の内仲通り   (千代田区)

 ブランド店やセレクトショップ、レストランが次々オープンする東京都千代田区の「丸の内仲通り」。ビジネス街の顔の一方、ミレナリオなどの「イベントステージ」や、女性や家族連れに人気のスポットとして注目されている。

 
イラスト・橋爪かおり
ビジネス街に新しい風

 東京駅中心に広がる大手町・丸の内・有楽町地区。高層ビルが並ぶ日本を代表するビジネス街だ。そこを貫く「丸の内仲通り」。エルメスやティファニーなど高級ブランド店が入るビルのショーウインドーはアート作品のようなディスプレーが並び、ブランド通りとして知られている。街角にはカフェも多い。ここを歩くと、「サラリーマンは敏腕ビジネスマンに、OLはキャリアウーマンに見える」とは外資系企業代表の評だ。

 高さをそろえたビルに歩道幅もほぼ一定。街路樹も等間隔だ。地権者を含む約60の企業などを集めて88年に発足した「大手町・丸の内・有楽町地区再開発計画推進協議会」が無秩序な開発を避けようと議論を重ね、ビルの構造や高さにガイドラインを設けた成果だ。3年前には「丸ビル」ができ、昨年は「丸の内 MY PLAZA」がオープン。その結果、ショッピングを楽しむ主婦やそぞろ歩きの家族連れなど、これまでこの通りとは縁遠かった人たちの流れを生み出した。

 都内に住む主婦田中真由美さん(54)は、新しくオープンした店を見がてら、仲通りを散策するのが好きだ。「ここは今まで何もなかったので、ほとんど来なかったのですが、今はおしゃれな街でいいですね。お気に入りの店はマイプラザのイルムス」と笑った。

 新しい試みはまだある。携帯電話を使った情報配信だ。店舗などに置いたポストカードのQRコードで仲通りの見どころや歴史をはじめ、とっておきの情報を受信できる。いわば街全体が生きたミュージアム。通りを巡ることでここをもっと好きになってもらおうという狙いだ。

 こんなトレンドに、「仲通りは丸の内のステージ」と胸を張るのは同協議会の廣野研一事務局長。代表的な「ステージ」が99年からの「東京ミレナリオ」。年末、光のオブジェが出現、毎年200万人が繰り出す。5月3日から15日までは「フラワーギャラリー」を開く。通り一帯が、コンペ形式で選ばれたガーデン作家たちの花のオブジェで埋まる。

(野戸昌希)

  くつろぎの空間を演出

 だれでも自由に出入りできるフリースペースとして誕生した「丸の内カフェ」(TEL03・3212・5025)。「知のチャージ」をコンセプトに、パソコンの利用のほか、ライブラリーの併設などサービスが充実。セミナーなども開催し、丸の内を訪れる人々の交流拠点、くつろぎの場となっている。スペース内は飲食物の持ち込み可。平日はお弁当を食べるOLの姿も目立つ人気のスポットだ。午前8時〜午後9時((土)(日)(祝)、午前11時〜午後8時)。

  東京の風を感じよう

 丸の内を起終点として皇居や国会議事堂、銀座を約50分かけてまわる2階建てオープンバス「スカイバス東京」。仲通りも走る。春は桜、秋は紅葉、クリスマスにはイルミネーションと都心の四季を満喫できる。これからは風が心地よい季節。皇居などの新緑を望み、開放感あふれる都心見物を楽しんでみては。1200円。4〜11歳600円。問い合わせは日の丸リムジン・トラベルセンター(03・3215・0008、午前9時〜午後6時)。


みんながさっそうと歩く街
 篠原涼子さん(女優)
 大人の街というイメージかな。皆さっそうとしている印象。本店や老舗(しにせ)の店があって歴史を感じます。本格的なレストランもあれば立ち飲み屋さんもあったりして。今度の丸の内が舞台のドラマの中でも主人公が通う立ち飲み屋があるんですよ(笑)。丸の内は自分にとって居心地のいい空間です。
 ■林真理子原作のドラマ「anego」(日本テレビ系4月20日(水)から)で、30代のキャリアウーマン・奈央子を演じる。



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