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2006.3.30(木)更新 ストリートストーリー
 
国際大通り  (千葉・幕張)

 30年ほど前までは海だった千葉市の「幕張新都心」。中央を貫く国際大通りの周辺は、ビル群が続く。埋め立て地に造られた無機質な街に、働く人たちの手で、新たな息吹が吹き込まれようとしている。

 
イラスト・岡澤香寿美
勤め人が吹き込む息吹

 朝8時15分、スーツ姿に軍手をはめ、ポリ袋を持ったビジネスマンたちが、続々と街に繰り出してきた。そろいのジャンパーで存在感をアピールするセイコーインスツル。百人を超える大所帯で街を闊歩(かっぽ)するのは、シャープ。日本IBM幕張事業所は、少人数ながらも、「拾ったゴミは自社に持ち帰って処理をする」と胸を張る。

 昨年10月のこの日は各社の有志が参加する朝の一斉清掃の日。幕張新都心にオフィスや土地を持つ35社で構成する幕張新都心まちづくり協議会が2年前から年2回実施している。普段は顔を合わせることもない会社の違う人たちが、時折あいさつを交わしながら、駅周辺の歩道の脇や中央分離帯、公園に捨てられたゴミを拾った。

 国際大通り周辺には、89年の「幕張メッセ」のオープン以来、富士通、NTTといった大企業が次々と進出した。今では中小企業あわせて4百社以上、約4万人が働く。ここ数年、複合型映画館や商業施設、ホテルなどが立ち並び、休日ともなれば、家族連れなどでにぎわう。とはいえ、平日は通勤時間帯を除けば、通りを歩く人もまばら。この街に勤めて7年になる中本晴常さん(53)は、いつも駅と会社の往復ばかり。「ふらっと入れる赤ちょうちんがないのが寂しいね」と笑う。

 このような街を、働く人の手で温めていこう、という機運は、年々高まっている。昨年9月には、幕張メッセの呼びかけで集まった20人ほどが、よさこいチームを結成。10月末の千葉市のよさこい祭りに出場した。

 地元の千葉ロッテマリーンズを応援にいく企画もある。空席が目立った平日のスタンドが、仕事帰りのビジネスマンで埋まるようになってきた。球団側でも、通勤定期を提示するとチケットが割り引きになったり、ビアスタジアムと名付けたイベントを企画したりしている。「街で働く人がチームを応援してくれるのは心強い」と球団広報。3月28日、千葉マリンスタジアムの06年シーズンが開幕した。街は一気に勢いづいてきた。

(野戸昌希)

  厳選素材のビュッフェ

 60〜70品が並ぶビュッフェレストラン「奈のは」(TEL043・274・8341)。減農薬にこだわった野菜は、千葉県内の農家から直接取り寄せるものもある。昼時には、開店と同時に行列ができる人気ぶり。混雑を避けるなら午後2時以降がお勧めだ。ランチタイム午前11時〜午後4時、1600円、小学生850円、4〜5歳400円。ディナータイム、5時〜11時、2300円、小学生1000円、4〜5歳500円。入店は終了の1時間半前まで。

よさこいチームで踊ろう

 幕張周辺に在勤・在学の人を中心としたよさこいチームでは、随時、踊り子を募集している。16〜40歳の踊りが好きな人で、毎週(火)の夜、幕張メッセでの練習に参加できるのが条件。現在は、約30人が登録している。5月に幕張ベイタウンで開かれるイベントなどに参加するほか、秋には千葉YOSAKOIにも出場の予定。問い合わせは幕張メッセ(043・296・0601)。


コミュニティーの一員の喜び
 ボビー・バレンタイン監督(千葉ロッテマリーンズ) 
 幕張の国際大通りは、すばらしいシチュエーションを提供してくれます。買い物や食事を楽しむことができ、ビジネスの場もあり、近辺に住む人だけでなく遠方から訪れる人も楽しめる場所。私は、国際大通りが与えてくれるすべてを楽しめるコミュニティーの一員であることをうれしく思います。  
 ■50年生まれ。米・コネティカット州出身。04年からマリーンズの監督を務め、昨年、チームを日本一に導いた。


【終わり】

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