「ハイ、今の時期だけだよ、生のトリ貝」。パーンとまな板の上にたたきつけられたトリ貝がにょろっと踊り出す。そういえば先日もこのパフォーマンスを見たんだった。ここ1週間は外食続きなのである。
梅雨の合間の小休止。晴れの日はもう夏のにおいがする。取りあえずやっぱりビール。その後はじっくり考えよう。その日のお店は環状線沿いにあり、全く気取りのないカウンター居酒屋。ちょっと時間くれる?とご主人。しばらくするとあぶったハモが焼いた梅と出てきた。今日は燗(かん)が進んでしまう。お土産にはコロッケ。いいお店だった。
そして、とある宵は同世代の男女6人、打ち合わせの流れで居酒屋へ。カウンターに、諏訪のお酒「真澄」を発見。常温でいただいた。やっとお燗してもらうことを覚えた私にはその選択は不意をつかれたが、知らない世界をのぞくのは楽しい。日本酒が体に合わず大変な思いをしていた私はどこに行ってしまったのか。10年という歳月は人の体質までをも変えてしまうのか……。
そして昨夜は友人と偶然遭遇し、その足でワインバーヘ。ムール貝に舌鼓。いかにムール貝が好きかを競いあったのであった。
結局、トリ貝、バイ貝、ミル貝、アサリ、ムール貝、無類の貝好きであることを改めて認識することになった。言うまでもないが飲みすけであることは認識済みである。