一、誰かのため
お正月、ニューヨークに人生初の海外一人旅に行ってきました。目的は、ナンパされること。日本人の恥などと思わないで下さい。まじめに考えたんですから。
長いこと彼氏がおらず、アンビリーバボーなことに、もう17年になります。初めは「幸せな女のどこが面白い?」などと、片意地張った職業プライドから、あえて1人でいたのですが、5年もすると彼氏の作り方が分からなくなりました。10年もすると片思いもなかなかしなくなり、15年もすると男友達もぐんと減り、接し方すら分からなくなり、そして今では……。仕事に対する慣れと、甘えと、お年頃なホルモンバランスの崩れのせいか、現場でイライラすることが多くなり、「あのババア怖えぇ。めんどくせぇ」と、異性(特に年下)から一歩引かれるようになりました。どうしようもないところに来ています。
昔のように男性とイチャイチャしたいだけじゃないんです。もう、生きて行くのに「自分のため」だけでは限界があるというか、「いいや、やめちゃえ、やめちゃえ」と立てない日があるんです。「家族のため」「誰かのため」という足かせが、逆に必要なときがあるんです。切実です。
何とかせねば。でも、いい人いないし……あ、外国人? へりくつで凝り固まった私も、異文化という名の下には手も足も出ず、逆に素直になれるのでは?
仕事で会った、旅慣れした女子アナにいいことを聞きました。ニューヨークは安全で、女一人旅でも平気だと。そしてヒールの靴をはいて、小奇麗で可愛い格好をして、地図を広げ困った顔をしていれば、必ず誰か(男性)が助けてくれると。日本人女性は海外ではモテる。もはや、ブランドと言っても過言ではないと。「ここだ! ここしかない!」
私はNYに夢をたくしました。つづく。
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
|
■みつうら・やすこ
タレント。1971年生まれ。「めちゃ2イケてるッ!」(フジテレビ)、「大竹まこと ゴールデンラジオ!」(文化放送)などに出演中。
|