怪しい男3人で釣り談義♪
≪1 から続く≫
柳田さんは、ぼくらをリビングの椅子に座らせると、
紅茶やコーヒーでもてなしてくれた。
そして、こう言ったのだ。
「いや、おたくたちの風貌を見てね、
この怪しさはきっとマスコミの人じゃないかと
思ったんですよね。当たりでしょ?」
「あ、当たりです……」
考えて見れば、うぬまさんはヒゲにハンチングに眼鏡。
ぼくもヒゲに眼鏡にニット帽をかぶっているのだ。
しかも、そんな二人が平日の昼間から商店街を
うろうろしていれば、怪しく見えるに違いないのである。
ようするに、この空間にいる3人は、みんな非常に怪しくて、
しかも、そろって釣り好きなのであった。
しばらく、東京湾の釣りの話題で盛り上がった。
とくにうぬまさんと柳田さんは、釣り業界にも精通しているので、
どこのメーカーの誰それを知っている、というマニアックな
話題でも盛り上がっていた。
「そういえば、外の看板に『のり』って書いてましたけど」
ぼくは見れば見るほど怪しい柳田さんに言った。
「ああ、うちでは本当においしい東京湾の
のりを販売してるんですよ。千葉県産です」
柳田さんは商品ののりを持ってきて、試食させてくれた。
ぼくらは、顔よりも大きい全型ののりに、
そのままバリバリとかじりついた。
「おお、ホントだ。こりゃうまいわ!」
「香りも、味もホントにいいですね〜♪」
ぼくらは素直に感動して、一枚を食べ尽くした。
「そうでしょ。東京湾ののりって美味いんですよ。
よかったら、もっと食べていいですよ」
柳田さんのご好意に甘えて、腹ぺこ探検隊は
幼児ばりに微塵も遠慮をせず、歯を黒くしながら
デッカイのりにかじりついた。
こののり、10枚入りで450円というから、値段も嬉しい。
『のりのつくだに』も520円で、とてもうまいのである。
酒の肴にぴったりだ。
柳田さんは不思議な人だった。
自分で開発したオリジナルの釣り仕掛けを売っていたり、
東京湾の環境問題を研究して、講師をしていたり、
視覚障害者に向けた本の『音訳』をやっていたりと、
じつに多彩な怪しい人なのだ。
こういう出会いがあるから、探検はやめられない。
あ、ちなみに「怪しい」は、男の最上級の褒め言葉なので、
お間違いのないように!!!(笑)
どれだけ怪しいかは、柳田さんのHPを見て下さい。
↓↓↓ここです。
http://www9.plala.or.jp/DJ-YUJI/
(3 につづく)
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