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2010.3.15(月)更新  東京トカイナカ探検隊
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東京トカイナカ探検隊
【東京トカイナカとは?】
都会のなかの田舎……。
つまり、世界有数の大都市・東京都でありながら、各駅停車しか停まらないという哀愁漂う駅周辺の町をわれわれはトカイナカと呼ぶのである。
そして、われわれ「東京トカイナカ探検隊」は、この哀愁の町に降り立ち、命をかけたり危険をおかしたり、辛いことをしたりはせずに、ひたすらゆるゆると周辺をさまよい歩くことで、どうでもいいけれどちょっと気になるビミョーな『お宝』を探し出すことを任務としているのである!
第31回(最終回) 都営浅草線 本所吾妻橋駅
東京スカイツリーのデカさに、クラクラ…♪
 
【探検隊プロフィール】
森沢明夫
森沢明夫
(書き手)
作家。1969年、千葉県生まれ。ノンフィクション「ラストサムライ 片目のチャンピオン武田幸三」で、第17回ミズノスポーツライター賞優秀賞を受賞。小説 「海を抱いたビー玉」は韓国でも人気を博し、「津軽百年食堂」は2011年春に映 画化が決定! 近著の「永遠のサッカー小僧 中村憲剛物語」もヒット中♪ 他 にも著書多数。B型、乙女座、ヒゲ、マッチョ♪ オフィシャルブログは、
http://blogs.yahoo.co.jp/osakana920
うぬまいちろう
うぬまいちろう
(描き手)
リアルからヘタウマまで!21の多彩なタッチを使い分ける天才?イラストレーター。1964年、川崎生まれ。ライター、フォトグラファー、ドラマーという顔も持ち、スカイパーフェクTV、つりビジョンにレギュラー番組を持つ天然パラノイア。著書に、廣済堂出版『新日本疑似餌紀行』、山と渓谷社『トラウト&サーモンのルアーフィッシング』他がある。B型、牡牛座、ヒゲ&メガネのプチ・マッチョ♪
http://www014.upp.so-net.ne.jp/ichiro_web/
地下鉄の出口から地上にあがると、
3月初旬だというのに20℃近いふわふわの春風が吹いていた。
見上げた空は、雲ひとつない快晴。
こういう陽気下でのトカイナカ探検ほど
楽しくて気持ちのいいものはない。

しかも、今回はついに田代温編集長がお出ましに!

いきなりの大御所の出現に、下っ端である
僕ら探検隊員の緊張は一気にふくれあが……

ることは、ち〜っともなくて、
むしろ、編集長に
「おなか空きましたよ〜。ご飯まだぁ〜?」
「あ、編集長、うんこ踏みそうになった」
などと言って、のっけから
参加を後悔させるのだった。

3人は、浅草通りを業平橋方面へと歩いた。

そして、すぐにそろって声をあげたのである。

「うおっ!」
「でかっ!」
「すげっ!」

建造中の東京スカイツリーが目の前にそびえ立っていたのだ。
40代の男3人は、思わずあんぐりと口をあけ、
都会のド真ん中でバカ面全開で空を見上げてしまったのである。

とにかく、デカイのだ……。

これまで建設中の東京スカイツリーは、遠くから幾度も
眺めてきたけれど、いざその根元から見上げてみると、
想像をはるかに超えたサイズに圧倒されるのである。

もはや「天空に突き刺さっている」と
表現したくなるような特別なスケール感なのだ。

業平橋駅のすぐそばにある東武橋に行くと、
カメラ小僧たちがズラリと並んでタワーを見上げていた。

「あ〜あ、デカすぎて、オレのカメラじゃ全部入らねえよ」
見知らぬじいちゃんが僕に愚痴を言いにくる。

工事中の土台を見ると、こう書かれていた。
《現在のタワーの高さ 304m》
「おお。このデカさで、まだ半分にも満たないのか。すげぇな」
編集長がまるで子供みたいに目をピカピカ
させているのが、なんだか愉快である。

このタワー、完成すると634メートルになるという。
(高さは「634」=「武蔵」という意味らしい)
また、地震や強風に強い日本古来の五重塔の構造を
現在の最新技術に置き換えて設計されているそうだ。

それにしても、半分でこの迫力ということは、
完成したら、いったいどれだけ驚きの建造物となるのか……。
見上げたタワーのずっと上を想像したら、
頭がくらくらしてくるのだった。

東京スカイツリー


につづく)

 
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