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2010.2.2(火)更新  思い伝えるリサイクル
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思い伝えるリサイクル
 ファッション・スワップ・パーティーと呼ばれ、欧米で盛んな古着の交換会。環境問題を考えようなどと気負わず、ファッション感覚で楽しみながらできるリサイクル活動が、日本でも徐々に広がっています。(清土奈々子)
 
一言添えて古着交換
「xChange」
「xChange」のイベント会場は流木や古布を使い、環境に優しい空間づくりを心掛ける
 「入社日におろしたスーツです、なつかしい」

 「子どもが成長したので着てください」

 ラックに掛けられた服には1枚ずつタグがつけられ、エピソードがつづられている。

 東京・晴海の晴海トリトンで昨年末に行われたイベント「xChange(エクスチェンジ)」。来場者は、いらなくなった服や絵本を持ち寄り、他の人が持参した品物と交換できる。

 ルールは品物にエピソードタグをつけるだけ。生活の手段として行われていた従来の物々交換と違い、次の手に渡る人にものへの思いを託す。

 主宰するのは、主婦の丹羽順子さん(36)。「おしゃれしたいけど、むやみに服を買っていられない」という思いから、2年ほど前に仲間と交換会を企画したのが始まりだ。今では場所を無償提供してくれるなど趣旨に賛同する企業が増え、都内のあちこちで開けるようになった。

 晴海の会場でも「ママ友とやってみたら好評でした」(主婦の幸村わかばさん)といった声が聞かれ、地元でもやってみたいと福島から視察に訪れた男性の姿もあった。

 丹羽さんは「簡単にできるので、活動の輪が広がっていったら。気持ちも交換できる場になったらいいですね」

■xChangeの詳細はホームページ(http://letsxchange.jp)で。
次回は2月6日(土)午後2時、豊島区池袋3丁目のFoE Japan(池袋駅、TEL03・6907・7217)。参加費800円(茶菓子付き)。30人(要予約)。詳細は(http://www.foejapan.org)。
 
デザイン店で古書
「D&DEPARTMENT」の本棚
「D&DEPARTMENT」の本棚。蔵書は500冊余り
 いいデザインは必ずしも新しいものの中にあると限らない。そんな考えから、新旧にとらわれることなく普遍的デザインの商品を扱う東京・世田谷のセレクトショップ「D&DEPARTMENT」。

 いらなくなった紙袋を回収し、オリジナルのテープを張って再利用するなど積極的にリサイクル活動に取り組む。その試みの一つが、本の物々交換「D&USED BOOKS」だ。もともとは趣向が似たスタッフが控室の棚に読み終わった本を置くようになった。せっかくなら来店者とも本を通して「知」が共有できればと、店の入り口に本棚を設置。好きな1冊と、持参した3冊を交換できる。

 「店のコンセプトでもある、無理なく続けられることをやっていきたい」と広報の松添みつこさん(35)は話す。

■D&DEPARTMENT PROJECT TOKYO
世田谷区奥沢8丁目(九品仏駅、TEL03・5752・0120)。
正午〜午後8時。(水)休み。
 
今あるものに新たな価値
「PASS THE BATON」
 東京・丸の内に昨秋オープンした「PASS THE BATON」は、アンティークのアクセサリーや食器など千点余りが並ぶリサイクルショップ。物があふれる時代だからこそ、すでにあるものに新たな価値観を見いだせたらと、全国に「スープストックトーキョー」を展開する遠山正道さんがプロデュースする。

 店にはバイヤーが全国で買い付けた品物のほか、遠山さんゆかりの著名人が私物を出品=写真。オリジナル刺しゅうを施したシャツなど、おしゃれ感度が高いビジネスマンを意識し、遊び心あるファッションスタイルも提案する。

 商品はウェブと連動し、出品者のプロフィルをエピソードと共に紹介するなど、顔のみえるやりとりを目指す。春からは一般からの出品も募る予定だ。

■PASS THE BATON
千代田区丸の内2丁目(東京駅)。午前11時〜午後9時((日)(祝)は8時まで)。http://www.pass-the-baton.com/
 
 
(2010年2月2日、朝日新聞マリオン欄掲載記事から。商品価格、営業時間など、すべての情報は掲載時点のものです。ご利用の際は改めてご確認ください)
 
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