
「xChange」のイベント会場は流木や古布を使い、環境に優しい空間づくりを心掛ける
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「入社日におろしたスーツです、なつかしい」
「子どもが成長したので着てください」
ラックに掛けられた服には1枚ずつタグがつけられ、エピソードがつづられている。
東京・晴海の晴海トリトンで昨年末に行われたイベント「xChange(エクスチェンジ)」。来場者は、いらなくなった服や絵本を持ち寄り、他の人が持参した品物と交換できる。
ルールは品物にエピソードタグをつけるだけ。生活の手段として行われていた従来の物々交換と違い、次の手に渡る人にものへの思いを託す。
主宰するのは、主婦の丹羽順子さん(36)。「おしゃれしたいけど、むやみに服を買っていられない」という思いから、2年ほど前に仲間と交換会を企画したのが始まりだ。今では場所を無償提供してくれるなど趣旨に賛同する企業が増え、都内のあちこちで開けるようになった。
晴海の会場でも「ママ友とやってみたら好評でした」(主婦の幸村わかばさん)といった声が聞かれ、地元でもやってみたいと福島から視察に訪れた男性の姿もあった。
丹羽さんは「簡単にできるので、活動の輪が広がっていったら。気持ちも交換できる場になったらいいですね」