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2008.1.29(火)更新  特集/冬の野鳥ビンゴ
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 木の葉が落ちた冬は、野鳥を見つけやすくなる季節。身近にいる鳥を選んでビンゴにし、野鳥観察素人の編集部員が、ベテランの引率で「鳥の名所」を巡ってみました。皆さんもトライしてみませんか?



昼休みに観察する会社員も


 皇居周辺
 ビンゴと双眼鏡を持ってスタート。日本野鳥の会の横田智さんに同行してもらった。まずは東京都の鳥ユリカモメを探そうと、東京駅を降りて馬場先濠へ。くちばしと脚が赤いので、見つけやすい。野鳥観察をしていた男性が一枚の写真を見せてくれた。「目のあたりがパンダみたいでしょ。あそこにいるよ」。指を指す先には、ミコアイサ(オス)だ。至近距離で見られるのは珍しいという。皇居を散歩がてらに観察するのもいい。

 皇居外苑に進むと、松の木の下にスズメとハシブトガラス。「カラスの瞬膜は白いので、まばたきをする一瞬だけ目の部分が白く見えるんですよ」と横田さん。そう聞くと、見慣れたカラスも観察するのが楽しくなる。

 上空にはカワウが。首が長く、空高く飛んでいても存在感がある。オオタカを見つけられれば1ビンゴ達成だが、谷津干潟に期待しよう。

 また、東京・有楽町の丸の内さえずり館(TEL03・3283・3536)では、馬場先濠での野鳥観察会を平日のお昼に開催している=写真

お昼休みのミニミニ・バードウオッチング=2月28日までの(木)、午後0時15分〜0時45分。無料。直接現地へ。




 谷津干潟
 ラムサール条約登録湿地の同干潟(千葉県)には、シギやチドリ類を期待。観察センターがあり、寒い日も快適なので家族連れにも人気がある。指導員が居るのもうれしい。


イラスト・和田ゆり子/協力・日本野鳥の会

 昨年末からオオタカが姿を見せていると聞き、「タカを見られるかも!」と興奮。しかし、その影響で鳥の数が少ない。しばらく待っていると、野鳥観察歴8年の川瀬隆志さん(60)がハマシギとシロチドリを見つけてくれた。センターの望遠鏡で見ると、ちょこちょこ泥の上を歩いては餌をついばむ姿が愛らしい。結局、オオタカは「気配」のみで現れなかった。

 習志野市谷津干潟自然観察センター 同市秋津5丁目(津田沼駅からバス、TEL047・454・8416)。高校生以上300円。(月)((祝)(休)の場合は翌日)休み。



観察会「干潟のカモに恋の季節がやってきた」=2月9日(土)午前10時〜午後0時半。100円。定員20人。要予約先着)。




 井の頭公園
 井の頭公園は吉祥寺駅から数分で、水辺も雑木林もあり絶好の環境だという。池はカルガモや、目が黄色いキンクロハジロなどでにぎわっていた。

 対岸に1羽色鮮やかなオシドリ(オス)を見つけた。オシドリはカモに比べて数が少なく、池にかかる木の茂みに隠れていることが多い。同公園は、オシドリが見られる場所としても人気だそうだ。

 池を離れ林のほうへ。頭上でギー、ギーと扉を閉めるようなコゲラの鳴き声。繁華街のそばにもかかわらず、鳥の声がはっきりと聞こえることに驚く。「目と耳の感覚をとぎすまして自然の中で時間を過ごすのがバードウオッチングの魅力」と横田さん。確かに、耳をすまして鳥の鳴き声を待っているとき、すがすがしい気持ちになった。

 3カ所を回って、オオタカ、コゲラ、モズ、セイタカシギを見つけられず、ビンゴは四つどまり。皆さんは、いくつビンゴできますか?


 持ち物
 暖かい服装で。裸眼でもいいが、あれば双眼鏡を。図鑑を持って行くと、確認ができて知識も増えるので、楽しさが倍増する。手帳に見つけた鳥のメモを残せば、季節ごとの違いが分かり面白い。

 おすすめの図鑑
 「ハンディ図鑑 新・山野の鳥」「同 新・水辺の鳥」(日本野鳥の会、各550円)。新書判で携帯に便利な、初心者向け図鑑。

 こんなアイテムも
 「デジスコ」は、素人でもプロ並みの野鳥写真が撮影できる機材。コンパクトデジカメを地上望遠鏡に接続することで、一眼レフと望遠レンズ顔負けのズーム撮影が可能になり、野鳥ファンの間で人気が高まっている。デジカメ、三脚、アダプターなどのフルセットで約50万円。
問い合わせはデジスコドットコム(TEL03・3326・0482、http://www.digisco.com)。

 

(2008年1月29日、朝日新聞マリオン欄掲載記事から。商品価格、営業時間など、すべての情報は掲載時点のものです。ご利用の際は改めてご確認ください)
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