東京都杉並区の西武新宿線上井草駅。駅前にブロンズ製の「機動戦士ガンダム」像=
写真上=がたつ。発車を知らせる音は、ガンダムのテーマ曲。西武鉄道が今年3月、地元にガンダムのアニメ制作会社があるのにちなみ、独自のメロディーから変更した。
「ウルトラマン」のまちづくりに協力する東京都世田谷区の小田急線祖師ケ谷大蔵駅=同下=も、電車の接近を知らせる音に「ウルトラマン」「ウルトラセブン」の曲を使う。
ドラマのテーマ曲を発車メロディーにする駅もある。フジテレビ本社ビルに近い、りんかい線東京テレポート駅では、7月から「踊る大捜査線」のテーマ曲を使い始めた。「最後まで聞きたい、という声もあります」(東京臨海高速鉄道・田中和久企画課長)というくらい、乗降客からの人気も高い。
なぜ、発車ベルがメロディーに変わったのか。JR東日本広報部の担当者は「首都圏を中心とした駅で、軽快でさわやかに聞こえることから、メロディーを採用しています」と説明する。
地元の自治体や企業、スポーツチームからの要望も多い。
さいたま市の浦和駅、大宮駅では、地元サッカークラブの応援歌を使っている。今年開園25周年を迎えた東京ディズニーランドの最寄り駅千葉県浦安市の舞浜駅では、来年4月までアニバーサリーソングが流れる。
「鉄道駅は、地域との密着性が高いので、地元の要望に応える形で広がっています」(同)
駅そのものの魅力づくりにも一役買う。6月に開業した東京メトロ副都心線は「各駅に親しみを持ってほしい」と、小竹向原駅から渋谷駅までの各駅で独自の発車メロディーを使う。ホームページで全メロディーを聞くことができる。(http://www.tokyometro.jp)