
どうぞ!=牛乳バー
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夕方のJR池袋駅北口。改札口の目の前にある「牛乳バー」は通勤客でいつもにぎわっている。
「白!」のひと言で受け取った牛乳をその場でぐいっと飲み干し、びんを返す。次々と客が入れ替わる。
「誰でも気軽に楽しめる牛乳を」と07年4月、日本酪農乳業協会のアンテナショップとして開店した。ショーケースには定番のびん牛乳を始め、月替わりで地方の牧場の「こだわり牛乳」が並ぶ。
都内でも有数のターミナル駅のため、通勤の合間に利用する客が多い。会社員の男性(50)は「家まで時間がかかるから、空腹を落ち着かせたい」と2日に1回は利用するという。
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多くの通勤客でにぎわう牛乳バー=JR池袋駅北口
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JR秋葉原駅のミルクスタンドも、高度経済成長期から乗降客の元気を支え続ける。1960年の創業当初と変わらぬ対面式で、30種類のびん牛乳や乳飲料を平均で1日約2千本売る。
ホットミルクの温かさも客の好みに合わせて出すようにしているという同店では、店員と会話を交わすのも一つの楽しみ方だ。大沢牛乳の支配人は「牛乳と一緒に店員の元気をもらいにやってくる常連客もいます」。
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日本酪農乳業協会の青沼明徳さん(65)は「消費者は多少お金がかかっても、生産者や製造方法がわかる商品を求める傾向にあるようだ」と話す。
現在、牛乳スタンドは減少傾向にあるというが、一方で食の安全志向の高まりから「牛乳の高品質化」が進み、品質にこだわりをもつ牧場と直接契約をする店が増えているようだという。
東京・六本木ヒルズの「モトヤマ ミルク・バー」では、北海道八雲町の元山牧場の牛乳を出す。オリジナルロゴ入りのびんに詰めて牧場から直送されるノンホモジナイズ牛乳は、自家製の飼料で飼育した牛から搾った。
「よい土からよい牛乳はできる」。牧場主の元山美芳さん(34)は、先代が培ってきた方法で牛を育て、「たくさんの人によい牛乳を飲んでほしい」という思いを牛乳にこめる。
店長の石塚知美さん(24)は「自分が安心できる牛乳で一息ついて、人も景気も元気を取り戻してほしいですね」。

元山牧場で飼育されている乳牛=北海道八雲町
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■牛乳バー 池袋店
小岩井農場3・7牛乳(120円)など。月替わりの地方のこだわり牧場の商品は、3月31日まで秋田県の皆瀬牧場産。午前6時半〜午後9時。年中無休。JR池袋駅北口改札口前。
■秋葉原駅ミルクスタンド
総武線上下線のホームにある。牛乳1瓶110円〜。
■モトヤマ ミルク・バー
六本木ヒルズメトロハット/ハリウッドプラザ1階(TEL03・6273・2248)。午前11時〜午後10時。有楽町イトシア店(TEL03・5224・6187)も。