カフェに居酒屋 心身ほっくり
 渋谷のビル群を見下ろしながら足湯とお茶を楽しめる「もみの気ハウス」=東京・渋谷
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渋谷駅から徒歩5分、ビルが林立する道玄坂沿いのマッサージ店「もみの気ハウス」
(1)。フロアの一角にある足湯カフェに、OLや若いカップルら幅広い層が訪れる。
街で足湯?と戸惑いつつ約40度の湯に素足を浸すと、温かさで一気に緊張がほぐれる。ハーブティーを飲むと、さらにからだが温まってきた。「冷えをとるだけでなく、買い物で疲れた足にも優しいですよ」と、エリアマネジャーの山崎理恵さん。
東京都北区西ケ原のマッサージ店「変身物語」(2)は西ケ原銀座商店街に一昨年オープンした。オーナーの林田俊弘さんは、「街の癒やし場になればと設置しました。今、世の中が疲れていますから」。豊島区大塚に住む関谷明さん(71)は「温泉に行くとお金も時間もかかるけど、ここは気軽に来られる。足が軽くなるみたい」。すでに3回目の利用という。
 掘りごたつ式の足湯席のある「ゆ乃来」=東京都町田市。写真はいずれも佐々木俊英撮影
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東京都町田市の足湯居酒屋「味和ひ庵(あん) ゆ乃来(のき)」
(3)。駅から遠い立地だから話題性を、と考えたのが足湯だった。狙いは当たり、今では会社の宴会など、大人数での利用も少なくない。訪れていた女性は「足湯が心身をほっくり和ませてくれます。ちょっとした温泉気分」。お酒のまわりは早めのようだが、「みなさん意外に悪酔いせずに帰宅されますよ」と、店長の福田千代子さんは話す。
風呂付き個室の店舗などを手がける、オペレーションファクトリー専務の南方(みなみかた)学さんは、都心の足湯人気を「癒やしも安近短」と分析する。「街の足湯なら、地方に行くより距離も出費も最小限。一緒に行った人と驚きや快感を共有できて楽しかったとリピーターも多いですよ。一過性に終わらない人気が続きそうです」