「顔」は三菱一号館美術館
 完成に向け、仕上げの工事が進む三菱一号館=東京・丸の内
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東京駅前の好立地にあり、明治時代からビジネス街として発展してきた丸の内。その象徴で、1894年に建てられた丸の内初のオフィスビル・三菱一号館が復元され、今月末に完成する。ビル群の中でひときわ目を引く地上3階地下1階建ての赤れんが。三菱一号館美術館として来年4月に開館し、街の新たな顔となる。
「パリ、ロンドン、ニューヨークのように、独自の文化が育って発展する都市のど真ん中には、必ず美術館がある。ここが東京でその役割を果たしていければ」。ビルを復元する三菱地所の恵良隆二・街ブランド企画部長は力を込める。
三菱地所はこれまで、街頭にパブリックアートを取り入れたり、働く人たちの合唱団を立ち上げたり、ハードだけでなくソフト面でも文化的な「仕掛け」をしてきた。
大手町、丸の内、有楽町エリアを南北に貫く「仲通り」はその一つ。箱根彫刻の森美術館(神奈川県)と提携し、ザッキン作のゴッホのブロンズ像や、桑原巨守らの彫刻作品14点を展示する。
02年に開業した丸ビルは、建築とアートの融合施設。1階広場から見上げると、壁に組み込まれた高さ11メートル、幅6メートルの川上喜三郎のアートワークが目に飛び込む。館内を歩けば、天井や床に仕掛けられた六つの作品にも出合える。
三菱一号館美術館は、こうした取り組みの中核となる。オフィス街の「硬い」イメージを超え、国内外の人を呼び込んだり、アートそのものや情報を発信したりする、ソフトな文化拠点への飛躍を目指すという。
 仲通りの彫刻。左からオチョア「英雄」、アーサー・ギボンズ「ルーベン」、鹿田淳史「やまびこ」、久保田博之「闘風」
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ショーウインドー飾る
ブランドの顔ともいえる店先をアートで飾るのは「アッシュ・ペー・フランス ビジュー」丸ビル店。02年の開店以来、約2カ月ごとに作品を入れ替える=
写真。展示担当の真田良美さんは「アートは人の感性に働きかける力がある。展示でブランドイメージを伝えたい」。企業と店舗が混在する場所柄、様々な人が行き交う。「アートに興味がない人も、ぶらっと通りがけに見て何かを感じてもらえたら」と話す。午前11時〜午後9時((日)(祝)は8時まで)。問い合わせは03・3240・5791。
■丸の内フラワーウィークス
4月21日(火)〜26日(日)まで、丸の内エリアが花で彩られる1週間。丸ビル1階ステージで様々な花を日替わり展示する。
▼4月21日午後2時、長野五輪で使ったブーケ。
▼4月22日(水)2時、花の一大産地・高知県の花。
▼4月23日(木)正午、山梨県の花など。問い合わせは事務局(03・5840・1705)。
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■ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン 「熱狂の日」音楽祭 エリアコンサート
4月28日(火)〜5月5日(火・祝)、「バッハとヨーロッパ」がテーマのクラシック音楽の祭典。メーン会場の東京国際フォーラムと連動し、大手町・丸の内・有楽町エリア各所で無料コンサートなど約100のイベントを開く。詳細は問い合わせを。問い合わせは丸の内コールセンター(03・5218・5100)。
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■アートアワードトーキョー
4月29日(水・祝)〜5月31日(日)、午前11時〜午後8時。行幸地下ギャラリーに美大生ら若手の約50作品を展示。29日午前11時から、一号館美術館の高橋明也館長、現代美術家の村上隆さんらが審査しグランプリなどを決定。問い合わせは丸の内コールセンター(03・5218・5100)。
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(2009年4月21日、朝日新聞マリオン欄掲載記事から。商品価格、営業時間など、すべての情報は掲載時点のものです。ご利用の際は改めてご確認ください)
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