大勢の人の熱気でムンムンする河川敷。「その瞬間」を心に刻もうと、家族連れやカップルたちが待ちわびる。5、4、3、2、1。いよいよ花火の打ち上げだ――。
足立区の広い荒川河川敷を生かした、縦横両方向からの演出が見どころという7月23日の「足立の花火」は、「雷」をイメージした花火で幕を開ける。火柱が噴き上がった後、大きな破裂音と白い火の粉を出す「花雷(はならい)」が打ち上がる。白い花のような光と、パンパンパンとはじけるような威勢のいい音。区の担当者は「土手の斜面に座り、ゆったりとした気分で鑑賞してほしい」と話す。
葛飾区の江戸川河川敷、柴又野球場で21日に行われる「葛飾納涼花火大会」。花火では珍しいといわれる紫色で始まる。観客たちのカウントダウンコールで点火すると、区花のハナショウブをイメージした紫色の閃光(せんこう)が夜空を埋め尽くす仕掛けになっている。
その後、五色の花火が咲き乱れる「花舞台」、金色の光跡をまとった「牡丹(ぼたん)」へと鮮やかに変化する。観客席と打ち上げ場所が近いため、臨場感が存分に味わえるという。
板橋区の荒川河川敷で8月1日にある「いたばし花火大会」のオープニングは、「世界に広げよう!友好の懸橋」がテーマだ。同区とカナダ・バーリントン市の姉妹都市提携20周年を記念した花火で始まる。
カナダから来日するバンドとの合同ファンファーレの後、「2」と「0」、カナダ国旗をイメージした「カエデ」と赤のワイドスターマイン、友好の架け橋として左右からアーチ状の火柱など650発が打ちあがる。
区の担当者は「板橋の花火が世界平和のシンボルの一つになってくれれば」と話している。