|
盆踊りシーズンまっただ中。伝統の盆踊りもいいけれど、ひと味違う盆踊りで夏気分を盛り上げませんか。著名振付家による常識破りの「にゅ〜盆踊り」や、関東では珍しい大迫力の河内音頭など、個性豊かな大会が開かれます。(長谷川友美、福アニー)
 |
|
新しい相手とハイタッチでごいあさつ=7月31日、東京都豊島区の高岩寺境内 |
跳んではねて、ヒップホップダンスのような決めポーズ。「アヒー、アハー、アフー」と奇妙な掛け声が響く。フォークダンスのようにペアを替えながら輪になって踊る。その名は「にゅ〜盆踊り」。
ダンスカンパニー「コンドルズ」主宰で、NHK「サラリーマンNEO」などに出演する近藤良平さん(40)が考案した。7月の終わりには、「とげぬき地蔵尊」として親しまれる巣鴨・高岩寺の盆踊り大会に参加。池袋西口公園で8月23日に開催する「にゅ〜盆踊り大会」のPRと練習を兼ねた踊りを披露した。
出演したのは、当日の盛り上げ役を務める小学生から60代までの「盆踊りリーダー」たち約170人。イベントを主催する池袋の劇場「あうるすぽっと」が参加者を募ったワークショップの中で振り付けを覚えた。
にゅ〜盆踊りは、同劇場が「劇場の顔になるようなオリジナルの踊りをつくろう」と昨年開いたワークショップの中で生まれ、お披露目公演も開かれた。公演は観客を巻き込んで大成功。今年は、豊島区全体を活気づけたいと劇場を飛び出すことに。8月23日のイベントが決まった。
「盆踊りをよく知らない」という近藤さんが目指したのは、固定概念にとらわれない、誰もが楽しめる踊り。「いい意味で地味」という盆踊りに若者たちも参加しやすいようにと、「にゅ〜」と名付けた。ペアになってのハイタッチや、相手が次々と替わる構成にしたのは、相手とのコミュニケーションを図るため。「一曲のうちに何人もと知り合えるって楽しいでしょ」
8月23日の当日は、会場の池袋西口公園にやぐらを組み、午後5時ごろから、用意した2千本のPR用うちわを配る。道行く人や見物人を巻き込んだ大盆踊りにしたいともくろむ。
近藤さんによる直前振り付け講習もあり、「一緒に踊りのパワーを感じよう」と呼びかける。
 | |
「にゅ〜盆踊り」の振りを自ら演じてみせる振付家の近藤良平さん |
■にゅ〜盆踊り大会
8月23日(日)午後5時半〜7時半、東京・池袋の池袋西口公園(池袋駅)。あうるすぽっと(03・5391・0751)。
 |
 |
大迫力の生演奏をバックに、都内で大阪発の「河内音頭」を踊りませんか。「すみだ錦糸町河内音頭大盆踊り」= 写真=は、「関東でも河内音頭を広めたい」という愛好会の活動を通じ、82年に始まった。
やぐらの周りで円になって踊るのではなく、演奏ステージ前で踊るのも珍しい。大阪から招いた音頭取りをはじめ、エレキギター、三味線、太鼓が祭りを盛り上げる。振り付けには躍動感あふれる「マメカチ」と、のんびり踊る「流し」がある。
実行委委員長の山田昇さん(61)は「コンサート用のPA(拡声装置)を使うので、音の厚みが違う。屋台や見学スペースもあるので、思い思いに楽しんでもらえれば」と話す。
■すみだ錦糸町河内音頭大盆踊り
8月26日(水)、27日(木)午後5時半〜9時半。墨田区江東橋1〜2、竪川親水公園(錦糸町駅)。雨天決行。実行委(03・3631・8506)。
日本伝統文化振興財団は例年、盆踊りシーズンに合わせて「音頭もの」CDを発売。今年は、「ご祝儀音頭」で、不景気な世の中を明るくしたいと陽気な曲に仕立てた。都内最大級の「丸の内音頭大盆踊り大会」で披露され、2日間で約4万人が大噴水を囲んで踊る
■丸の内音頭大盆踊り大会
8月21日(金)、22日(土)、午後6時〜9時、千代田区の日比谷公園大噴水周辺(日比谷駅)。小雨決行。実行委事務局(03・3503・1561)。
|