同じ施設の飲食店で調理も
シャネルなど高級ブランドが入る表参道の商業施設「ジャイル」の地下1階。今月8日午後1時すぎ、市場「ファーマーズマーケット@ジャイル」=
写真=は、ウクレレの柔らかな音色に包まれ、それにひかれるように客が集まっていた。
ジャズやポップスなどの生演奏が楽しめる市場にはこの日、都内や茨城、石川の農家や八百屋など5店が出店。朝採りのナスやピーマン、有機栽培したハーブ、土づくりから始めて育てた米など、こだわりの品が並んだ。「この枝豆は枝ごとゆでてね。おいしさが違うから」「このマンゴーは凍らせて食べるのがお薦め」。出店者は毎回異なるが、プロの話を楽しみに訪れる常連客は多い。
特徴は、買ったばかりの野菜を同施設4階のポルトガル料理店に持ち込むと、グリル料理や蒸し料理に調理してもらえるサービスだ。企画会社「メディアサーフコミュニケーションズ」のディレクター田中佑資さん(24)は「都心の商業施設ならではの楽しみ方を提案したい」。今後も他の飲食店との連携やワークショップの開催など、さまざまな仕掛けを計画している。
◆ファーマーズマーケット@ジャイル
渋谷区神宮前5の10の1、ジャイル地下1階(表参道駅)。毎月第2、4(土)(日)、午前11時〜午後5時。問い合わせはメディアサーフコミュニケーションズ(03・3487・0951)。
レストラン
「生産者ポスター」で哲学知る
7月に開店したレストラン「 農家の台所」新宿3丁目店には、「生産者ポスター」がはられている。農家の哲学などを客に伝えるため、生産者の顔とキャッチコピーを載せる。契約農家は全国に約200軒。無農薬野菜、スタッフが産地を訪ねて「ユニークで面白い」と感じた野菜などが直送される。「サラダバー」(780円)は、生のカボチャやキノコなど約20種が味わえる。
◆新宿区新宿3の5の3、高山ランド会館4階(新宿三丁目駅、TEL03・3226・4831)。午前11時〜午後3時半、6時〜10時半。
農家と消費者 出会いの場に
素材を提供した農家を紹介するレストラン「六本木農園」。全国の若手農家の交流団体「農家のこせがれネットワーク」が6月、農家と消費者の出会いの場として開いた。代表理事の宮治勇輔さん(31)は「農家はお客さんの意見を聞いて新しいアイデアを得、お客さんは生産者を知って納得することで、うまい!という感激が増えれば」と期待を込める。
◆港区六本木6の6の15(六本木駅、TEL03・3405・0684)。午後6時半〜11時半。(日)(祝)休み。
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珍しい青果にワクワク
高級住宅地で知られる渋谷区松濤の住宅街に毎週日曜、「新鮮野菜」ののぼりが立つ。ITを活用した地域PRを手がけてきたコンサルタント会社「エイガアル」社長の伊藤淳子さん(53)が、「五感に訴えるリアルな場所がほしい」と5月に始めた 渋谷松濤日曜市だ。
山形や新潟の農家から、その日の朝届いたばかりの旬の野菜・果物が並ぶ。白いナスや未発表のメロンなど、農家自慢の珍しいものが送られてくることもあり、「毎週ハラハラ、ワクワクです」。
いつも同じ味がする野菜などない、と伊藤さん。「それがナチュラルだと、お客さんにも気づいてほしい。食べる楽しみも増えますよ」
◆渋谷区松濤1の26の4の喫茶店「クララ」前(神泉駅)。午前11時〜午後1時。問い合わせはエイガアル(03・3477・7501)。
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