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2009.11.24(火)更新  特集/快適!子連れで街ブラ
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快適!子連れで街ブラ
 インターネットサイト「朝日マリオン・コム」では10月、0〜3歳児をもつ会員に「便利な街」を挙げてもらいました。その中から支持の多かった港北ニュータウン(横浜市)と二子玉川(東京都世田谷区)で、その魅力を探ってみました。
(石坂亜子、小森風美)

すきっぷ広場
センター南駅前のすきっぷ広場でくつろぐ親子=横浜市都筑区
 港北ニュータウンの市営地下鉄「センター北」と「センター南」の両駅前には、車道と明確に分離された幅の広い歩行者専用路が広がり、小さい子をもつ家族連れが目につく。南駅前の広場に来ていた同市都筑区の奥野博美さん(32)は「用がなくても子どもとぶらっと来ます」と話した。

 遊歩道は駅周辺のショッピングセンターにバリアフリーでつながる。同市保土ケ谷区から来た高橋由紀子さん(29)は「ベビーカーでも困ったことがありません」。

 都筑区役所によると、街の計画時から住民の声を採り入れ、田園風景を積極的に残す方針があった。その名残でもある公園の多くは緑道で結ばれる。90年代に地下鉄が開通、住民の平均年齢は38歳と同市の18区中で最も若い。

 ニュータウンとその周辺にある大型商業施設は、主なものだけで8カ所。どこも授乳やおむつ替えのスペースを用意するなど、子育て世代を意識した店づくりだ。「ららぽーと横浜」は、他市の系列店よりも通路の幅を広くとり、「ベビーカーのお客様や子どもが動き回るのに配慮した」という。

 街歩きには、同区子育て支援センター「ポポラ」が募集し2歳前後の子の親と一緒に作った冊子「チルコロマップ」が便利。公園の遊具など地図つきの情報が満載だ。

■■港北ニュータウン■■
 05年に土地区画整理事業が完了。2530ヘクタールに約14万人が住む
■ららぽーと横浜
 都筑区池辺町4035の1(鴨居駅、問い合わせは045・931・1000)
■ポポラ
 同区中川中央1の1の3、ショッピングタウンあいたい内(センター北駅、問い合わせは045・912・5135)。「チルコロマップ」は区役所やポポラで。

ベビーカーの子の脇で編み物をする女性
東京都世田谷区の兵庫島公園
 11月の平日の昼下がり。二子玉川の玉川高島屋ショッピングセンター(S・C)の屋外スペースで、4歳と1歳の息子を連れた母親(39)が休憩していた。「外で走り回れる場所があるから子どもも飽きない。買い物に来た親だけが満足するんじゃないから、付き合わせる罪悪感が少ないんです」

 アンケートでは、二子玉川を推した人の多くがここのS・Cを利用すると回答した。サービス担当の八鍬直美さんは(1)オープンスペースが充実している(2)授乳室などの施設が整っている(3)都心より混雑しない――などが人気の理由と推測する。屋上庭園では作品に自由に触れられる「屋上彫刻展」を開催。子どもたちは彫刻に座ったり抱きついたり。芸術を身近にとり入れる催しそのものにも親子連れを意識した配慮がのぞく。

 ある日の土曜日。S・Cに近い多摩川河川敷の兵庫島公園では、ベビーカーを押す若い夫婦の姿が目立った。目黒区在住の斉藤真さん(34)と実鈴さん(32)は、長男(2)と長女(10カ月)を連れて月に2回は来る。弁当を広げ、石投げをしたり編み物をしたり。「夏には川で水遊びもします」。子どもとなかなか遊べないという真さんにとって、二子玉川は週末の欠かせないスポットだ。

■玉川高島屋S・C
 東京都世田谷区玉川3の17の1(二子玉川駅、問い合わせは03・3709・2222)
■兵庫島公園
 玉川3の2の1。

 アンケートは、インターネットサイト「朝日マリオン・コム」で0〜3歳の子をもつ東京・千葉・埼玉・神奈川在住の会員1808人を対象に実施、168人から回答を得た。

 「子ども連れで実際に行ったことがある街」として上位に入ったのは、横浜・みなとみらいや都内の新宿、銀座・丸の内など。実際に行った街の中で「最も利用しやすかった」と答えた割合を集計した結果=グラフ(好感率)=、港北ニュータウンが47%、二子玉川が36%だった。立川(東京)、越谷・春日部(埼玉)はサンプル数が少ないながら、いずれも40%超だった。

 子連れで出かける際に気にすることを尋ねたところ、「おむつ交換・授乳室がある」が79%、「エレベーターがある」が70%などが上位に。お出かけ情報は「ホームページ」、次いで「口コミ」で手に入れると回答した人が多かった。


 総合情報サイト「オールアバウト」で「子供と遊ぶ・学ぶ」のガイドを務める別当律子さんは「駅から近く1カ所で買い物や食事、遊びが完結する場所に人気が集中した印象」と話す。「緑道や河川敷など走ったり転んだりといった体験が満たせる場所は子どもにとって魅力でしょう」

 別当さんはまた、新スポットとして埼玉の「ららぽーと新三郷」を挙げた。一方、千葉の街が上位になかったのは、「駐車スペースが確保されたマイカー利用がしやすいレジャースポットが多いからでは。マザー牧場など日帰り型スポットが充実していることも考えられます」

 
(2009年11月24日、朝日新聞マリオン欄掲載記事から。商品価格、営業時間など、すべての情報は掲載時点のものです。ご利用の際は改めてご確認ください。)
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