懸賞サイトは朝日マリオン・コム-懸賞 プレゼント、懸賞 応募、懸賞 旅行
2009.12.22(火)更新  飾って楽しむ冬の緑
■特集 目次 ヘ    ■コラムのトップページ へ
飾って楽しむ冬の緑
 温暖化対策として外壁や屋上に施されてきた緑化が、おしゃれなインテリアでも登場し始めました。空気が乾くこの季節、心まで潤す緑を「眺めて」「作って」楽しめる場所を紹介します。(佐藤鼓子)
 
生きてる「絵画」心潤す
「Sweet Emotion」
 薄暗い店内の一角で、ひっそりと飾られた額縁に照明の柔らかな光が当たっている。先月下旬、東京・西麻布にオープンしたレストラン「Sweet Emotion(スイート エモーション)」。3点の「コケの絵画」は、午後6時から開放する2階の客席にある=写真。「最先端のオトナのための空間」をうたう店のオーナーが気に入り、導入した。一見しただけでは本物の緑とわからないが、顔を近づけるとちょろちょろと水の流れる気配を感じる。店に来るのは2度目という佐藤智則さん(56)は「他ではあまり見ないアートですね。しかも自然に空気を潤すなんて。エコロジーでいい」とワイングラス片手に、感心した様子だ。

 ミズゴケを利用したこの「リバー・リ・ウォール」は、土木建設会社の北海道三祐(本社・札幌市)が手がけている。土が要らず軽量で、室内でも手軽に設置できる。レンタル方式だと、料金はメンテナンス料を含めて月4万円から。同社は横浜市内の住宅展示場「ハウスクエア横浜」で同様の「絵画」を4点展示している。

「コケの絵画」
 開発者のコケ研究者・武田みのるさん(46)は、植物を可能な限り自然に近い形で生育させたら絵のようになったと説明する。電気やパイプを大量に使う人工的な「緑化」に疑問を呈し、川や湿原をモデルにした「自然化」をめざす。水は緩やかな傾斜で流れ、コケが適度な温湿度を保つ。緑だけでなく赤や茶の植物、微生物が共存する。コケが侵食し合い、季節や環境の変化で「絵画」は時間と共にゆっくり変化していく。

 「リバー・リ・ウォールはありのままの自然に倣ったシステムなんです。身近にコケを置くと、まさに森林浴をしているのと同じ。空気清浄機や加湿器よりずっと自然に潤いを実感できますよ」と武田さんは自信をのぞかせる。

写真左:光が確保できれば、あとは水槽に水を足すだけ。水道管との接続も不要だ=ハウスクエア横浜、佐々木俊英撮影

 ■Sweet Emotion
 東京都港区西麻布4の2の4(広尾駅、TEL03・5778・9640)。
 午前11時半〜翌午前5時((日)(祝)は午後11時まで)。(月)休み。

 ■ハウスクエア横浜
 横浜市都筑区中川1の4の1(中川駅、TEL045・912・4110)。
 午前10時〜午後6時。(水)休み((祝)を除く)。

 
カフェの壁一面に
「NINE青山」
 服飾雑貨を販売する「NINE青山」では、併設するカフェの壁一面に丸や長細など、葉の形状がさまざまな緑がわさわさと茂っている=写真。スウェーデンのデザイナーユニットによる「プラントウォール」だ。休日は買い物をした後にひと休みする女性や、お茶を飲みながら待つ子どもや男性の利用が中心。平日は読書をしながらゆっくり過ごす人も。

 東京・日本橋のカフェ「イリー」では、コーヒー豆やケーキが並ぶショーケースの奥に「花のかべ」が広がる。サントリーミドリエ製で、普段は緑一色だが、季節に合わせて真っ赤な葉やリボンを加えた。客席からは離れているが、シルバーと赤が基調のモダンな店内で憩いの雰囲気をもたらす一角になっている。

 いずれも水耕栽培を応用し、植物やデザインを手軽に変更できる。本物の緑と知って驚き、手で触れて確かめていく人もいるという。

 ■NINE青山
 渋谷区神宮前5の1の6の2階(表参道駅、TEL03・6427・9991)。
 午後1時〜8時。

 ■イリー日本橋中央通り店
 中央区日本橋2の5の13(日本橋駅、TEL03・3510・6580)。
 午前7時〜午後10時半((日)(祝)は9時まで)。

 
マイ「コケ玉」を手作り
「コケ玉」
 根を土で包み、その表面をコケで覆って糸で固定する「コケ玉」=写真。観葉植物だけでなく、山野草や球根だけで作ることもできる。材料はホームセンターや通販で手に入る。パン生地をこねるように土を練って作った自分だけの「緑」は愛着もひとしお。

「オアシスの会」
http://www.kokedama.com) 東京・大塚で月1回。近隣の住民を中心に、20人程度でにぎやかに。2点制作。鳥居さん(TEL090・8461・8046)。

「みどり屋 和草(にこぐさ)」
(TEL0422・21・2593、http://www.nicogusa.com) 東京・吉祥寺で各日3回。定員3人以下で丁寧な指導が受けられる。いずれも2500円、要予約。

 
 
(2009年12月22日、朝日新聞マリオン欄掲載記事から。商品価格、営業時間など、すべての情報は掲載時点のものです。ご利用の際は改めてご確認ください)
 
特集 目次 ヘ   飾って楽しむ冬の緑TOP ヘ   コラムのトップページ へ

asahi-mullion.comトップページへ
サイトマップ | 会社案内 | 朝日マリオン・コムとは | 姉妹メディア | 会員規約 | 個人情報・著作権
asahi-mullion.comに掲載の記事や情報、写真の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。
Copyright 2010 Asahi Mullion 21. All rights reserved. No reproduction or republication without written permission.