
相倉合掌造り集落と菅沼合掌造り集落からなる「五箇山合掌集落」。相倉にある合掌造りの民宿「庄七」に泊まった。女将(おかみ)の池端きよさん(72)が優しく迎えてくれる。
約200年前に建てられたという家は、高さ7メートルほどの3階建て。どっしりと頑丈そうだ。1階の天井は高く、広々としている。内部は生活しやすいように改装されており、20畳ほどの囲炉裏のある部屋や客室は、すべて畳敷き。ふすま1枚を隔てただけの客室は、人数によってふすまを外し、2部屋利用も可能。部屋の中は囲炉裏の火や暖房器具で暖かい。布団の中には「マメ炭あんか」を入れてくれるので朝までぽかぽかだった。
11月下旬頃になると、家の周りに雪囲いをし、家を守ると共に寒さを防いでいる。

食事は、宿泊客みんなで囲炉裏をかこんで食べる。夕飯には、囲炉裏で焼いたイワナの塩焼きや山菜の天ぷら、山ウドのごまあえ、コイの洗いなど、山あいならではの料理が並ぶ。料理目当てに泊まりに来る常連客も多い。米はもちろん富山産。豊富なおかずにご飯がすすんだ。
同集落は1970年に国指定史跡に指定されて以来、「内部を見せてくれませんか」「泊まらせてくれませんか」という観光客が増えたという。翌年、池端さんは民宿を開業。このほかにも合掌造りの民宿が6軒ある。
問い合わせは五箇山観光協会0763・66・2468。