大師の伝説残る
「独鈷の湯」
温泉に足を浸してほっと一息。温泉街の中心を流れる桂川の河原にある「独鈷(とっこ)の湯」には、旅の疲れを癒やす観光客が次々と訪れる。
修善寺温泉の起源とも言われるその場所は、807年、冷たい川の水で父親の背中を流す少年の姿をみた弘法大師が、「川の水では冷たかろう」と持っていた儀式の道具、「独鈷」で地を突き、温泉をわき出させたという言い伝えが残る場所。
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| 807年、弘法大師が開いたと伝わる修禅寺 | 修禅寺内の温泉 |
旅館では割り引き
浴衣で歩けば特典
今年は、その伝説にちなんだサービスが実施される。旅館協同組合では「親孝行キャンペーン」と題し、合計年齢100歳以上の両親と、子どもが平日4人1室で宿泊する場合、両親の宿泊費を半額にする。「かつては、新婚旅行の人たちでにぎわった修善寺。子どもや孫と再び訪れてもらいたい」。創業360年の旅館「湯回廊 菊屋」の番頭・町田和哉さんは言う。
さらに伊豆市や地元の商店街では、1200年記念イベントが目白押し。中でもユニークなのは、浴衣で訪れた人に買い物の割り引きや、記念品の贈呈をするサービス。桂川に架かる朱塗りの橋や竹林、石畳の小道を浴衣で歩くのもまた一興だ。
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| 桂川にかかる橋の向こうに老舗旅館 | 「竹林の小径」は「小京都」の風情 |