3000メートル級の山々が連なる北アルプスを横断する立山黒部アルペンルート。電鉄富山駅から長野県の信濃大町駅までの全長約90キロメートルを結ぶ。中でも、ケーブルカーやロープウエーなど、六つの乗り物を乗り継ぐ立山から扇沢間(約40キロメートル)は、ルートの中心部だ。富山側の標高約2000メートル地点に広がる弥陀ヶ原には、「餓鬼(がき)田」と呼ばれる池が点在、可憐(かれん)な高山植物が生育する。チングルマの白い花が咲き乱れる室堂平は、標高2400メートル前後。整備された遊歩道で散策が楽しめる。「ガイドと一緒に歩けば発見がより多いですよ」と宣伝センターの大屋武士さん(33)。運が良ければライチョウに出会えるかもしれないが、決して追いかけたりしないように。
もう一つの見どころは、186メートルと日本一の高さを誇る黒部ダムの観光放水。毎秒10トン以上の水が吹き出し、迫力満点。青色にも緑色にも見える黒部湖となだらかなアーチを描くダムは圧巻だ。