まずは体力作りから。自宅でできるエクササイズや当日の心得を、慶応義塾大スポーツ医学研究センターの若野紘一医師に聞きました。
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慶応義塾大学
スポーツ医学研究センター
若野紘一医師
1941年生まれ。医学博士。元川崎市立井田病院院長。慶應義塾大学病院整形外科非常勤講師なども務める。
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足腰のトレーニングと
十分な水分補給が大切
中高年スキーヤーが気を付けるべきは、何といっても足腰です。太ももや腰、腹筋を強くする運動を1か月ほど前から始めてください。スクワットや自転車こぎ、階段の上り下りで鍛えられます。太ももの裏側に柔軟性がないと肉離れの原因になりますので、立位体前屈(ひざを曲げず上半身を前に倒し、指先を下ろす)も有効です。
また、エクササイズをしながら水分補給の習慣もつけてください。中高年の方はのどの渇きに対する反応が鈍いので、のどが乾いたなと思わなくても、水を飲むこと。スキー場は寒くても、結構汗をかいているものです。普段から、水分を取り込める体にしておいてほしいと思います。
準備運動で体を温め
ひと汗かいてから外へ
いきなり寒いところに出ると、血管が収縮して血圧が上がり、心臓にも負担をかけてしまいます。ですので、必ずひと汗かくぐらい体を温めてから外に出てください。ゲレンデに出てから準備運動をするのではなく、室内で軽く動いて体を温め、それからストレッチをする。特に高齢者の方は準備運動をしっかりして頂いた方が良いと思います。
食後は特に要注意です。食事をすると消化しようとして血液が胃腸に集まってしまいますから、血液をもう一度体中に回してあげなくてはいけません。ここでもウオーミングアップが欠かせません。朝、スキー場に出る直前と昼食後、ナイタースキーをされる方は夕食の後も、しっかりと準備運動をしてください。
終了後のクールダウンも大切です。足首など、スキー靴などで固定されていた所をほぐしてください。足の指一本一本までほぐし、全身もしっかり動かしておく。それからお風呂に入る。そうすると、翌日に疲れを持ち越しません。