東京のビックカメラ有楽町店本館には、4社の10種類以上のホームベーカリーが並ぶ=
写真下。30〜40代の夫婦、料理好きなOLに加え、最近は団塊世代の夫婦も多く訪れる。「2万円前後のものが売れ筋で、材料にこだわるお客さんが多く、国産小麦コース、米粉コース、天然酵母コースなどのある機種が人気です」と、家電コーナーの販売員・中村広輔さん。
20年前に初めて登場したホームベーカリーは、当時「炊飯器以来の発明品」と一大ブームを巻き起こしたが、その後はさほど普及しなかった。ところが、日本電機工業会によると、06年の国内販売台数は前年より45%増の約26万台。
業界最大手のナショナル広報・松浦美穂さんによると、「6月に行った『欲しい調理家電アンケート』では、トップがホームベーカリーでした。手軽に家で焼きたてパンが作れる便利さと、材料を自分で選べる安心感が人気の理由です」。今年は30万台を予測する。
昔に比べると小型化・静音化され、レーズンの自動投入機能のあるものや、パスタやうどん生地を作れるものも登場している。
製パン・製菓材料や器具を専門に扱う「クオカ」と「富澤商店」では、小麦粉だけでも20種以上、レーズンなどのトッピング材料も豊富にそろい、ネットやカタログ通販も可能だ。自分好みの材料を選んで、いろんなアレンジを試すのも楽しい。